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今が生死

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2020.02.11
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カテゴリ:悲しかったこと
プロ野球の弱小球団ヤクルトスワローズを3回優勝させた名将、野村克也さんが今朝がた急逝した。入浴中の急性心不全と思われる。多くの弟子を育て辛口の解説で人気のあった名監督の急逝に驚きと涙が溢れている。
1998(平成28年)年発売の野村さんの著書「弱者が勝者になるために」を読んだ。まえがきに「ずばりヤクルトは弱者だ。まずこれを認めようと私はキャンプで言った。一人一人が自分達は弱いのだと認識しそのうえで勝つ方法を見つけていこうという提唱である。弱さを自覚させるところから強くなり始めるからである」「弱者でも方法論次第、考え方次第で強者を倒せる。これを皆さんの人生や仕事に応用して頂きたい」と書いてあった。
ヤクルト監督後阪神の監督をしたがあまりぱっとした成績は残せなかった。その後楽天に行ってからは好成績を残し、野村さんは弱小球団を強くすることで本領を発揮する人だったと思う。
弱者でも工夫次第で強者に勝てるという強い信念をもっておられた方でそれをヤクルトで見事に実証した名監督中の名監督だと思う。今頃同じように突然死した最愛の佐知代夫人とお会いしているのではないかと思う。
当直していると入浴中死亡で搬送されてくるケースが少なくないが、家族や知人にとってはあまりに急でショックが大きいが、本人にとっては苦しまない突然の死で幸せだったかもしれない。
不出世の名監督を心より追悼申し上げる。





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Last updated  2020.02.12 12:41:10
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