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今が生死

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2020.03.06
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カテゴリ:生き方


人間は尊く尊敬すべき存在なのでその人たちに尽くしていくのが人間の生きる目的と考えて仕事をし、生活してきたが、今度自治会の公民館建設役員になって色々な体験をさせて頂いて考え方が変わった。人間とは公共のためなら多少自分に不利になるようなことがあっても協力してくれるものと思っていたが、実際はそうではなかった。人を見る目が変わってしまった。道を歩いていても今まではすれ違う人はすべて尊い存在と思えていたが、この人たちも本当は自分さえよければよい、他はどうなっても構わないと思っている人達なのだろうかという疑念が湧いてくるようになった。自分の心がだんだん貧しくなり、つまらない人間に思えてきた。
恐らく今までの私の生活が人間が自分本位で自分の事しか考えていないという現実に深刻に直面する機会がなかった結果だと思う。日々の食べ物や暮らしを得るために他人との折衝で様々な苦労をしてきた方々などは早くからそういう経験をして学んできているのではないかと思う。私は人生も残り少なくなってそれを教えてもらって心が暗くなり、あまり幸せでない気分で生活してきたが先日胃カメラ検査を担当していた時転機が訪れた。
胃カメラを受ける方々は検査台に無抵抗に横たわっていて検査者の思うがままだ。検査者がこの人は自分さえよければよいと考えている悪い人で価値のない人だと思ったらどうだろうか?検査は普通に行われるだろうがぞんざいになるかもしれない。検査者は受診者を神と思っていてはじめて技術を磨き、訓練をする。患者さんが神でないとするといい加減でもよいと思ってしまう。やはり患者さんは神なのだ!!人間は神でなければいけないのだ!!という確信がよみがえってきた。その日は受診者が多かったが、すごく楽しく検査を終了することが出来た。今まで通り人間とは神と同じ存在なのだと信じて生きて行こうと思う。





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Last updated  2020.04.20 18:04:59
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