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テーマ:アフリカ生活(205)
カテゴリ:映画・DVD
ヒュー・ハドソン監督 キム・ベイシンガー主演の「永遠のアフリカ」を観た。キム・ベイシンガー扮するクーキーは離婚して7歳のエマニエルと実家の母と暮らしていた。ある時仲間たちと飲みに行き2次会に行こうと車に乗っていた時大型トラックと正面衝突しクーキーは足を骨折するも命は助かった。運転していたパウロが責任を感じて何度も見舞いに来てくれる間にお互い愛し合うようになる。クーキーの父親はアフリカで働いたことがあり、パウロの兄もアフリカで事業をしていて亡くなった。クーキーは生き残れたのでこれからの新しい人生について考えていた。パウロは志半ばで倒れた兄の意志をついでアフリカに行きたいと思っていた。クーキーはパウロの気持ちを知って自分も息子エマニエルと一緒にアフリカに行くことにする。実家の母親は猛反対したが3人はケニアに向かって旅立った。パウロはアフリカで井戸を掘る仕事を始めた。アフリカの広大な自然、像やライオン、蛇、水牛など様々な動物を身近に見ながら生活することになった。パウロを愛していたとはいえ、イタリアで何不自由なく裕福な生活をしていたクーキーがよくアフリカに行く決心をしたものだと思った。イタリアの生活とは全く違い現地の黒人と共に粗末な生活を送ることになったが彼女は耐えた。しかしパウロは女の子が生まれた直後に交通事故で亡くなってしまう。実家の母親はイタリアに帰って来なさいと言うが彼女と息子エマニエルそれに生まれたばかりの女の子はアフリカに残った。何が彼女をしてそれほどまでにアフリカに固執させたのかの深層心理は分からない。やがてエマニエルは成人し17歳になった。イギリスの大学に合格したが「お母さんをアフリカに残してイギリスにはいかない」と言い張るが母親の強い勧めで大学に行くことになった。その送別会で恋人の存在も分かった。しかしエマニエルは子供の時から蛇が好きで沢山の蛇を飼っていた。その夜は恋人の事、家を離れることなど喜びと悲しみの複雑な気持ちの中で蛇の扱いに油断があった。毒蛇に噛まれて必死の救命処置も功なく死んでしまった。クーキーの悲しみいかばかりか想像できない。幼い女の子と二人だけになってしまいこの時も母親から帰ってくるように言われたがやはり彼女はアフリカに残った。外からみるとなぜ彼女はそんな危険だらけの粗末な生活のアフリカにこだわったのか分からない。馬鹿ではないかと思われたかもしれない。しかしそれは彼女の心の中に入らなければ分からない。きっとアフリカの大地を心から愛していたのではないかと思った。
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