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テーマ:伊能忠敬の日本地図最終日(2)
カテゴリ:テレビ番組
今朝のテレビ「グレートトラバース」の山梨県の黒岳から撮影した夕方の富士をテレビ画面から撮影
今朝、英雄たちの選択「伊能忠敬」を観て改めてその偉大さに敬服した。貧農の倅ながら18歳で千葉県佐原市の酒造りその他の大店に婿入りした。そこで商売に精出しながら興味のあった天文学や暦、地理などを趣味として勉強し、やがて37歳で名主となってからは必要に応じて測量の勉強もしていた。名主時代浅間山が噴火し食料も不作で全国で大店を狙う打ちこわしが勃発していた。伊能家は大店のお金持ちで絶好の攻撃対象と目されていた時、伊能店主は藩のお侍にお金を渡して警備をお願いするか貧民に金品を渡して味方につけるかの選択に迫られたが伊能は後者を選んだ。しかも商人には米などの物品を支給し、貧民にはお金を渡して経済が回るようにした。結果的に貧民が味方になってくれて打ち壊しからは免れた。51歳の時家督を娘婿に譲り当時40億円位あった資産の内かなりのお金を隠居料として自分が自由に使ってよいお金として確保し、勉強のために江戸に出てきた。そしてかねてから勉強したかった天文学所に弟子入りした。その時の師匠は高橋至時で31歳、自分より19歳も年下だったが師と仰ぎ天文学や地理を教えてもらった。4年後には蝦夷地(北海道)の測量を任されその正確な地図は幕府の目に留まることになっていく。その測定に要した日数は180日でお金は1800万もしくはそれ以上かかったが8割は自腹で恐らく隠居料から出したと思われる。師匠の高橋至時は39歳の若さで亡くなってしまったが伊能は60歳で幕臣に任ぜられ以来14年間4万キロを自らの足で測定して歩き、74歳で死亡したが3年後の今から200年前弟子たちによって日本最初の正確な日本地図が完成し現在地理学の基本になっている。 地図を作ったことは知っていたが佐原時代に一揆の恐怖にさらされた時、困っている人たちに金品を配ったことに感銘した。しかも一律に配るのではなく、その困っていることに応じてお金や物品を支給した才覚は素晴らしくこういう人が現在に生きていて総理大臣になってくれたらよかったなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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