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今が生死

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2021.05.13
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テーマ:思いやり(15)
カテゴリ:感動したこと
茨城県の鈴木直文医師、32年間1日も一時も休んだことなし

年に一回日本医師会と産経新聞社主催で住民の健康を支えている医師の中で際立って尽力している医師を「赤ひげ大賞」として表彰しているが今年は5人が選ばれその内の鈴木直文医師に感銘を受けたので紹介する。
先生は茨城県久慈郡大子町の慈泉堂病院理事長で67歳、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業した後約10年間大学病院で働き、平成元年に上記の地に開業した。以来32年に渡り1日24時間一時も休まず患者さんのために命を捧げてきた。何時でも患者さんが具合が悪くなったら直ぐに救急対応してきたとのことである。その動機は医者としての使命感であり患者への思いやりとのことである。大学病院時代の恩師の言葉が胸に刻まれているとのことだ。
それは「疾病とは患者の中に問題があり、患者の中に回答がある。分からなければ何度でも患者を診ろ。時間外の患者が本当の患者、時間外の患者を診ずして誰を診る。基幹病院とは常に連携を取れ」だったとのことである。
急患に備えて夕方以後の予定は立てずいつ呼び出されてもいいように備えていたとのことである。32年間よくぞそんな生活をしてきたものだと思った。一般的な医者はお酒を好きで仕事が終わったらテレビでも見ながら一杯やるのが楽しみだが、鈴木先生は自分の楽しみより患者さんの安楽が至上命令でいつ病気になるかもしれない患者さんのために常に備え全てを捧げてきたのである。
そんな人もいたのかとたまげてしまい、自分はなんと小さな人間なのかと打ちのめされた。





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Last updated  2021.05.14 11:33:46
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