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カテゴリ:感動したこと
朝ドラ「あぐり」の種本となった本(平成9年発行)
朝ドラ再放送の午前7時15分(衛星放送)「あぐり」を毎朝夢中で観ていたがいよいよ今週で終了になる。本まで買ってあるので本放送も観ていたはずだが殆ど覚えていなくて毎回新たな感動で観ていた。ストーリーもいいし、出演している役者の演技もよかった。 今日の所はあぐりの息子淳之介が結核で発熱し、意識不明の状態であぐりも息子の死を覚悟して亡くなった夫エイスケにあの世に連れて行くのは息子でなく自分を連れていけと必死で祈る場面があった。奇跡的に熱が下がって意識が戻り生き返った病床の中で芥川賞受賞の知らせを受けた。良かったと思う。 所であぐりは大流行していたスペイン風邪で不幸にも父親と姉二人を突然失い生活にも困る中で土建屋の長男坊エイスケのところに15歳で嫁にきた。子供3人生まれたがそのエイスケが遊び人で殆ど家に寄り付かない。それでもあぐりは美容師になるべく住み込みで修行して一人前の美容師になるが、エイスケは34歳の若さで心不全で急逝してしまう。後には莫大な借金と外に作った身重の女性が残った。エイスケの子供を身ごもっていたということで当時のお金で5千円渡したという。土地付きの家が買えるお金だったとのことで今の金で5千万位だったと思う。 エイスケが残した莫大な借金の返済と子供3人育てるために美容師として必死で働き市ヶ谷の土地も手放さないで借金も全て返してしまったというのだから大した女性だったのだなと思った。 見も知らぬ夫の浮気相手に大金を渡し、美容師の弟子を数多く育て、子供3人を立派に育て上げたのだから心が広く、真面目で努力家で働き者の女性だったのだなと思う。 42歳の時同じ42歳の奥さんを亡くして子供一人と暮らしてきた辻さん(テレビでは林さん)と再婚してお互い好きなことをしながらその後の40何年間暮らしてきたとのことである。 あぐりさんの実生活もすごかったがそれを脚色したテレビも素晴らしかった。半年間楽しませて頂きありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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