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今が生死

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2021.12.24
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テーマ:認知症(617)
カテゴリ:嬉しかったこと
ベッドから落ちて骨盤骨折した97才の女性が入院している。回診の度ににこにこ笑いながら「よく来たね、どっからきたで、体に気をつけろし」と言ってくれる。今朝は「よく来たね、顔もおでこもツルツルに光っているじゃん、元気でやるだよ」と激励してくれて左手を出してきたので握ったらその力の強さは私の数倍あり痛い位であった。
骨盤骨折の方は恥骨の一部にヒビが入っている程度で大したことがなくリハビリは順調に行われており、体力的には私より数倍力強い印象である。問題は認知症だが、明るい認知症なので周りの人はそれほど苦痛はないのではないかと思った。
子供が3人いてその子供の家を交代で泊って歩き、そのつなぎ目はデーサービスを利用して埋めているとのことだった。一般的には高齢者の世話は敬遠されがちで子供が互いに押し付けあうことが多いがこの方の場合は、平等に世話をしようとしており押し付けあいの反対の引っ張りだこの状態ではないかと思った。
認知症にも様々なタイプがある、この方の様に明るく、見境なく誰でも激励してやるタイプは嫌われないと思う。物盗られ妄想になっている人もいれば、怒って怒鳴り散らしている認知症の人もいる。外にふらふら出て行って捜索願をいつも出さなければならない人もいる。
自分も最後は認知症になるなら、いい認知症になりたいものだと思った。





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Last updated  2021.12.24 10:52:08
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