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テーマ:大相撲(186)
カテゴリ:感動したこと
マンデビラ
土曜日朝7時半からの鉄道旅を楽しみにしているが今日は東京メトロ丸の内線沿線の熱中人生の紹介だった。今回はカニ料理一筋の人、バイオリンの製造、収集、販売一筋の人、阿波踊りの普及一筋の人などを紹介していた。その道に熱中するきっかけの多くは父親からの影響が大きい。父親が美味しいカニを食べさせてくれたとか父親がバイオリンの名器を集めていたなどが心に残っていて今の道に熱中してきたとのことだった。成功するしないは兎も角、何かに熱中して生きている姿は心を打つものである。 今日の新聞にあすから大相撲が始まるのであるお相撲さんについての記事が出ていた。その人の名は松田哲博さんでしこ名は一ノ矢である。 最高位は3段目6枚目だった。琉球大学出身で専攻は物理学だったが、大学時代自分が作った相撲部で活動してきて卒業後は相撲の世界で生きて行くことを決めた。以来ひたすら相撲に打ち込みジムに通ってパワーをつけようともしてきた。 力の限り努力を続けたが幕下や十両にも上がれず46歳で引退した。才能がなかったのか練習方法に問題があったのか日の目を見ることなく土俵を去っていった。 今61歳で高砂部屋に残り、後進に四股や鉄砲を教えるアドバイザーをしているが、当時ジムに通って筋トレに励むよりもっと早く四股や鉄砲に没頭していれば強くなれたかもしれないと反省している。国立大出身者として頭で考えすぎたのかもしれない。 今度東大生の須山君(24才)が新弟子検査を受けてこの夏場所にデビューするが、国立大出身者5人目の力士として幕下、十両を目指してもらいたいとエールを贈り、自分の反省として「これまで勉強したことを全て捨てて大相撲にどっぷりつかって欲しい」とコメントている。国立大出身者で今まで幕下まで上がった力士はいるが十両以上に上がった力士はいない。須山には大いに期待する。 熱中することがいい事か悪い事かは分からないが人の心をうつ。傍からみると一ノ矢は大学で学んだ物理学を生かしてエンジニアになった方がよかったのではないかと思われるが本人は相撲で必ず成功して見せると必死に努力してきた。その夢は叶わなかったが自分の経験を生かして今後進の指導をしているという事は相撲を好きでたまらなかったのだと思う。 体力や才能がなかったのかもしれないが、好きなことに全力投球して熱中してきたのはいい人生だったのではなかろうか。力士一ノ矢を喝采する。 5月5日に植えたトマト 初めて義兄の力を借りないで自分達だけで撒いたエンドウの種が発芽して花咲き実をつけてきたところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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