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カテゴリ:テレビ番組
朝ドラ「ちむどんどん」が本日最終回を迎えた。
主人公暢子の妹歌子が高熱で意識不明になり、兄のニーニー(賢秀)も千葉から駆け付けるが、最後はどうなったかもわからないままで40年後を迎え、歌子は元気でここ10年病気したことがないと言い、元気な子供達に囲まれていた。ナレーションで暢子の沖縄のレストラン「ちむどんどん」も大盛況で皆さんハッピーエンドで終結していた。 羽原大介氏脚本の沖縄復帰50年を記念した作品だが、ストリーの整合性や笑いを取ろうとするあまり、ニーニーの常識を超えた演技などで様々な批判が寄せられた。最終回だけ見ても病弱だった歌子が相思相愛の智と結婚した直後なのに瀕死の重病になり、死んだのか助かったのか分からないまま40年後になり歌子は生きていて子持ちになっていた。この物語のこの場所に歌子の病気は何の意味があったのだろうかという疑問と40年経つと本当に皆さんハッピーエンドになるのだろうかという疑問が残った。 元農水省副大臣の磯崎陽輔氏が「ただ終わったというだけで何の共感も得られなかった作品だ」としてNHHに反省を求める文章を公表しているが、その思いを持った人は磯崎氏だけではないと思う。 朝ドラ選定については何年も前から検討委員会が開かれ、原作者や脚本家が選定されると聞いている。 今回選定された脚本家羽原大介氏は以前好評だった「マッサン」を手掛けた人で必ずしも選定ミスではないと思うが朝ドラといえば沢山の俳優を使い舞台装置も大掛かりになる。そんな大仕事を羽原氏一人に任せきっていなかったのかと思った。朝ドラは毎日毎日、日本中の各層、各年代の人達が楽しみに視聴する大イベントである。どうしたら面白くなるか羽原氏を支えるドラマ作家群や配役陣が視聴者の声を聴きながら作戦会議を開いて練りに練って良い作品を作ってくれたらよかったと思った。本作ほど大勢の人の意見が出た作品は少ないと思う。NHKはこの批評なども参考にして次作以降、素晴らしい作品を作ってもらいたいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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