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カテゴリ:テレビ番組
「鎌倉殿の13人」は源頼朝に始まった権力闘争の歴史で、共に戦ってきた同志であれ身内であれ権力を脅かす恐れのあるものは容赦なく滅ぼしてきた物語であった。
殺戮の連鎖を三谷幸喜の脚本で一回一回手に汗握るような場面の連続で視聴者を引きつけてきて18日の最終回はどうなることだろうかと大きな期待がもたれたが全くの期待外れだった。 北条義時の軍が後鳥羽上皇を含む3人の上皇を島流しにした承久の乱は日本の歴史始まって以来の大事件だったがそれを最終回の中にいれ、殺戮を繰り返してきた義時の最期もこの回にいれ、北条政子が生き残って尼将軍として君臨していくことも詰め込んであれもこれも最終回で纏めようとしておりかなり無理があった。 三谷幸喜氏は脚本家のプロで最終回は難しいことを熟知しているはずだが総花的で全然面白くない最終回になってしまった。62歳で亡くなった北条義時の最期に焦点を合わせた方が良かったかも知れない。あれもこれもとなると結局何も伝えられず「鎌倉殿の13人」そのものの評価につながってしまう。 朝ドラ「ちむどんどん」の最終回も総花的で全然面白くなかった。 最終回は極めて大事で、全てを詰め込むのでなく、欲張らないで一つのことに焦点を合わせた纏め方の方がよいと考える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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