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今が生死

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2023.01.07
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カテゴリ:テレビ番組
今朝7時15分からのBSテレビのテーマは「見た目を気にするコンプレックス」だった。
二人の女性坊さんと二人の男性坊さんの説法があった。一人の女性坊さんは子供の頃は口が大きいことを気にしていた。落語家になった時師匠から口が大きいことはそれだけ皆に色々なことが大声でしゃべれていいことだと言われてふっ切れたとのことである。坊さんになった時頭をつるつるに剃ってしまった時「若い娘がツルツルでは恥ずかしくないか」と言われたことがあるが、夫は「全然恥ずかしくない、その姿を好きだ」と言ってくれた。
人の反応は10人10色、悪く言う人もいればよく言う人もいる。一人でも最愛の人から「いいよ」と言われれば満足だ。人目を気にすることはないと説法してくれた。
もう一人の女性坊さんは布施の話をしてくれた。見た目より心の美しさの方が大切だ。見た目は遺伝子の関係もあり、容易に変えられない。心の美しさは誰でも7つの布施をすれば得ることができると経文に書いてある。一番目は目による布施、2番目は声による布施、3番目は振る舞いによる布施、4番目・・・云々と7つあるが誰にもできる布施で他人に対して目や言葉や振る舞いで慈愛ある行動が出来ればコンプレックスなんか吹き飛んでしまうと説いていた。
男の坊さんのお話はお二人とも大体同じで、見た目のいい悪の基準、つまり背が高い低い、鼻が高い低い、勉強ができる出来ない等の評価の基準は時代や好みによって変わってくる。例えば勉強ができる出来ない等はエジソンやアインシュタイン等の伝記を読めば偉人の多くは学校で勉強ができない人が多かった。鼻が高かろうが低かろうが学校の成績が悪かろうが、それは他人から見た判断基準である。自分がどうなのかが問題だ。
他人と比較した自分でなく、自分はどうなのかを確立する必要がある。体を鍛え本を読み、奉仕活動をする中でコンプレックスは消えていくものだという説法であった。
生涯でコンプレックスを感じたことのない人はいないと思う。お坊さん達のお話にもあったが100人いれば百人が目指すものも好みも違う。他人を見て自分にないものがあったり、逆に自分にあるものがなかったりするのは当然である。その原則に立って死ぬまで自分を高めるための努力をしていくことが大切なのだなと思った。





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Last updated  2023.01.07 10:10:32
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