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今が生死

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2023.01.15
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カテゴリ:感動したこと
「山梨やるじゃんすげえ舞台」に行ってきた。会場は東京エレクトロン韮崎文化ホールでコロナ真最中というのに大ホール超満員で駐車場も溢れていた。
内容は一部が宮沢賢治と保坂嘉内の友情を童話「銀河鉄道の夜」に乗せて作られた創作演劇「銀河鉄道の夜の夢」で2部がクラシックと和楽器の音楽をバックに女性4人男性2人によるバレーであった。
第一部の「銀河鉄道の夜の夢」は宮沢賢治が終生慕い続けた保坂嘉内にあてたラブコールである「銀河鉄道の夜」にまつわる難解な話なので理解できた人は少ないと思う。賢治は最初キリスト教に縁するが法華経に接するに及んで法華経こそ最高だと確信するに至った。そして心の親友保坂嘉内に手紙を出し嘉内と一緒に法華経の普及活動に励みたいと思った。しかし法華経を信じることを幸福への第一歩と考える賢治といくら法華経を信じて何度お題目を唱えてもそれだけでは救われないとして激しい口論になり、絶交になった二人である。友人を失った賢治が心にぽっかりとあいた悲痛の気持ちをふさぎたい気持ちで書いたのが「銀河鉄道の夜」と言われている(菅原千恵子著 宮沢賢治の青春ーただ一人の友 保坂嘉内をめぐってーに詳しい)。そのような深い内面を書いた作品だけに演劇にするのは難しかったのではないかと思う。
第2部は素晴らしかった。日本バレー教会正会員の方々で5歳とか6歳からバレーを始めた方々でそれは素晴らしい舞姿だった。極めるということはこういうことかと思った。ミスはどこにも感じられずいつも笑顔で素晴らしい演技をしており、プロの技とはこういうものかと見せつけられた。感動で涙が出そうになった。終わって帰る時に観客の皆さんも口々に「良かったね」と言っていた。1部の良さが分かった人は少なかったと思われるが2部は文句なく良かった。この舞台に誘ってくれた友人に感謝した。
バレーの舞台(遠くからで鮮明でなくて済みません)





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Last updated  2023.01.15 22:56:51
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