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テーマ:雪だ♪(98)
カテゴリ:辛かったこと
県の徽墨展で奨励賞を取った作品
一昨日雪が降ったので雪にまつわる話を書かせていただく。これは明治36年(1903年)に山口県に生まれた金子みすゞさんの『雪に』という作品を書にしたもので「雪にのに」が省略されている。 山口県はめったに雪は降らないがたまに降った雪を見ながら口ずさんだ詩だと思われる。 海に降る雪は確かに海に同化して海になる。 街に降る雪は昨日や今朝の庭や道路に見られるように泥になり、車のタイヤや人の靴にくっついて県下や場合によっては県外まで行くかもしれない。 山に降る雪はここ(山梨)から見える富士山や南アルプスの白い雪としてそのまま白い雪のままでいる。 「空にまだいる雪どゥれが好き」は原詩では「ど」の次に小さい「ゥ」が入っていたと思う。どゥれとすることによって少し茶目っ気が出るし、詩に厚みが出たと思うが書では省略されていた。 空の雪は海に降るのか、街に降るのか、山に降るのか、分からない。山に降りたいと思っても海に降るかもしれない。「どゥれが好き」と言われても選べない辛さがある。それを辛さととるか当たり前と取るかはそれを見ている人の心次第だと思う。 金子さんは23歳で結婚して一児を授かったが夫の女性問題で離婚してその後その子の親権問題で争い、悩み、26歳で服毒自殺してしまった。多くの作品を残しているが生きていてくれればもっともっと素晴らしい作品を読ませて頂けたと思われ残念である。 さてこの作品の「空にまだいる雪どゥれが好き」は私たち人間にも例えることができる。私たちは生まれる時はどこに生まれるか分からない。アメリカなのか日本なのか、金持ちの家なのか、貧乏人の家なのか、どこに生まれたいと言えるならいいが、それは雪と同じで言えない。結婚してからもいい旦那さんに恵まれるかどうかも分からない。私たちはそれを運命と言っているが、いい家庭に生まれ、いい配偶者に恵まれればいいが、それは全く分からない。 運命に任せるしかないが、人間は雪と違って脳をもっており、考え努力することが出来る。どこに生まれるか分からないが、ハワイの黒人の子供として生まれてもアメリカ大統領になれることもある。 まだ庭の片隅に残っている雪を見ながら運命を思い、人生を思い、金子さんのことや自分のことを思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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