2884108 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

今が生死

今が生死

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2023.05.01
XML
テーマ:脳梗塞(6)
カテゴリ:健康
斑入りアマドコロ

リハビリ病院の主な患者さんは骨折と脳卒中だが骨折の場合は大体3か月で骨も融合して歩行も出来るようになって退院していく。
脳卒中の場合は軽症の場合もあるが多くは食事が食べられなくて鼻管栄養だったり、言葉が喋れなかったリ、歩けなくて車いす生活だったりする。
脳梗塞には血栓溶解療法が進歩して発作直後に血栓溶解剤を点滴して溶解に成功してほぼ正常に戻った人もいる。しかし大半は上下肢の麻痺や言語障害などが残り、後遺症で苦しむ人が多い。
そのようなことにならないためには脳卒中の発作を起こさないことが大切で予防法について考えてみた。
脳卒中は脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血に分類され、クモ膜下出血は脳動脈瘤が破裂しておこり、即死することが多く、後遺症で苦しむことは少ない。
予防には高コレステロールを治療すればよいと思われるかもしれないが、脳出血と脳梗塞では違う。脳出血では低コレステロールが発症の危険因子である。高コレステロールが問題になるのは脳梗塞だが、その内アテローム血栓性脳梗塞(血管にアテロームが沈着して管腔が狭くなり血栓が詰まる)は高コレステロールと関係があるが、心原性脳塞栓症やラクナ梗塞(脳の深部にできる小さな脳梗塞)では必ずしも高コレステロールとは関係ない。
以上のことを踏まえて脳卒中予防法をまとめてみた。まず血圧の管理が重要である。高血圧を放置しておくと血管に負担がかかり、血管の壁が厚くなり血栓を起しやすくなるので高血圧管理は重要で、その他、禁煙、適切な運動、コレステロールを適切な値に保つこと等が大切である。
コレステロールや中性脂肪の値は低すぎないか、高すぎないかチェックすることが必要で、適切な値になるように食事や運動に配慮し、スタチンなどコレステロールをコントロールする薬の服用が必要な人は服用するようにした方が良い。
かかりつけ医がいる人は医師に相談しながら脳卒中予防に心掛けて貰いたいと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.05.01 15:51:39
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X