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テーマ:薬の情報(404)
カテゴリ:健康
玄関脇にあるマリーゴールド
分子標的薬というとあまり親しみがなく、医療関係者ですらよく理解している人は少ない。 今までがんに効く薬が色々研究開発されてきたが、確かにがん細胞はやっつけてくれるがそれと同時に正常細胞も同時にやっつけることから、2週間投与して2週間休むなどの投与法の工夫なども行われていたが、抗がん剤を使うと食欲がなくなり、頭髪が抜けたり、眠れなくなったり副作用で苦しむことが多かった。 そこでがん細胞だけに結合してやっつけるが正常細胞には悪さをしない薬の開発研究が進んできて、出来上がった薬が分子標的薬である。知らない人が聞くといかがわしい薬のように聞こえるが、実際には悪者細胞だけ見つけ出してやっつける今までにない薬なのである。 今まではがんに効く薬、リュウマチに効く薬、パーキンソン病に効く薬、多発性硬化症に効く薬など効果が重要視され、効きさえすればよいとして体の正常細胞に対する影響はあまり考慮されてこなかったので薬の数はそれほど多くなかった。 しかしこんどは分子標的薬になると病気になっているそれぞれの細胞や神経を特別に選んでやっつけるので薬の数が病気細胞の種類に応じて作られるので薬の数が膨大な数になる。 しかしその中でその患者さんにピタリのものが見つかれば正常細胞を傷つけずに悪い細胞だけをやっつけてその病気を治してくれることになる。 近年はそのような分子標的薬の研究開発が進んでいるので難病も治る時代になると思われるが、道のりはまだ遠い。しかし分子標的薬の考え方を基本とした治療薬の研究は、多くの難病を治してくれる手がかりを作ってくれるスタート台で、今後大いに期待できると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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