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カテゴリ:感動したこと
ラビンドラナート・タゴール
インドの詩人・哲学者・教育者 ノーベル文学賞受賞者、1861/5/7生誕、1941/8/7没 私の生まれる80年前に生まれ私が生まれた年に無くなった人である。13歳の時最愛の母が他界、その後抑圧的な学校教育に嫌気を感じ詩人としての道を歩むことになったタゴールは、1901年、「学校とは人類の精神的結合を代表するものでなければならないとする理想の教育を目指して後にタゴール国際大学に発展した学園を自ら創立したが、それからわずか6年くらいの間に妻、次女、父、次男が相次いでこの世を去った。 悲しみの存底に突き落とされ、なぜ自分だけこのような悲しみや苦しみに遭わなければならないのかという疑問と、自分も皆と同じようにほどなく死ぬのではないかという不安と苦しみの中にいたのではないかと思われる。 その時に自分を奮い立たせる言葉として「この痛みや苦しみが無くなりますようにと神に希い願うのでなく、この痛みに打ち勝てる精神力を与えたまえ」と謳い、「人生は失われた愛によって一層豊かになる」と謳っていた。 最愛の人達が次から次になくなり、自分だっていつ死ぬか分からない精神的不安のどん底にいた時、その悲しみや苦しみにひきずられるのでなく、前を向いて生きようとしたところが凄いと思う。 「人間の最大の力は自分の内にある」と信じぬいたタゴールは、様々な苦難を乗り越えてインド独立のために戦い、80歳で生涯を閉じるが、その6年後インドの独立が実現、その50年後には彼の詩と曲が国歌に採択され、今なおその不屈な精神は世界で語り継がれている。 困難に直面している人や悲しみに打ちひしがれている人にとっては真の支えになる人ではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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