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テーマ:健康長寿への道(32)
カテゴリ:健康
榊原常緑さんの「脳と食べ物の大切な話」を読んでいたら昔東北大学の近藤正二さんが書かれた「日本の長寿村・短命村」についての記述があった。
私も昔読んだことがある本なので本棚を探してみたら出てきた。今でも売っているかと思って楽天で探してみたら中古で14,900円で売っていた。私が買った時は780円だった。 近藤先生は昭和10年から40年間日本中の長寿村、短命村について各市町村の労働環境や食生活を調べて歩いた。 当時は70歳以上生きる人は少なく、70歳以上の人口は全国平均は男女全体で2.65%で男2.1%、女3.2%だった。短命なのは東北地方で秋田、山形では70歳以上は1%内外と低い部落が多かったが反対に隠岐の島の村では6~7%と高い村が多かった。長寿村、短命村について何日間かそこに留まってその原因を調査していると、様々な要因が考えられたが、最終的には食生活の差が長寿、短命につながっていると思われた。 隠岐の島には12ケ町村あり米の足りない村が大部分で何れも長寿村だった。 長寿村が多かった隠岐の島の食生活を調べたら、 1.魚も大豆も豊富 2.野菜(特に人参、カボチャ、長芋等)が豊富 3. 米が少ない(麦が主で甘藷も多い) 4. 山菜に富む 5.胡麻を良く食べる 6.海藻(ワカメ)を良く食べている 等の項目が上がってきたとのことで、米のご飯はほどほどで、魚や大豆製品を良く食べ、野菜を多く食べることが長寿につながると述べていた。 今では70歳以上はざらにいる時代になり、今では80歳、90歳以上まで生きるにはどうしたよいかということになると思われるが基本的には同じだと思う。 でんぷん質を少なめにタンパク質や良質の脂質、野菜を多く食べることが長寿につながるのではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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