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テーマ:理想の死の迎え方(44)
カテゴリ:辛かったこと
庭に咲いているハツユキカズラ
私が入院中に私の受け持ち患者さん一人がなくなっていた。82歳男性で腰椎圧迫骨折のリハビリのために入院していたが、誤嚥性肺炎の発熱や認知症などのため十分なリハビリはできない状態であった。私が自分の入院当日の午前中回診した時は特別な異常はなかった。夜間看護師が回診した時に静かに息を引き取っていたとのことである。特別苦しまずに静かにこの世を去っていった。 私が留守中だったが当日は少し食事も食べられるようになっていたとのことで驚きと残念の気持ちがあったが、事前に家族には肺の状態がかなり悪く、いつ亡くなるかもしれない話をしてあったし、本人が何の苦しみもなくあの世に行けたのは幸せだったのではないかなと思った。 私たちの病院はリハビリ病院で骨折や脳梗塞などの患者さんの機能回復を目指して関わっているが、ご高齢の患者さんは骨折以前に認知症や心臓病、肺炎などを合併していることが多く、その元の病気で亡くなることもある。従ってリハビリだけでなく看取りもするのが我々の役目である。 患者さんはご高齢の人が多い。私も高齢になってきたので受け持ち患者さんと自分でどちらが先に逝くか分からない状況になってきたが、命があり、患者さんのために尽くしたいという気持ちが残っている限りその日が来るまではベストを尽くして生きていきたいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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