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カテゴリ:感動したこと
映画「荒野に希望の灯をともす」を観てきた。山梨県立文学館で午前、午後、夜の部の3回上映されたがどの部も満員で凄い人気だった。 中村さんは2019/12に何者かに銃撃されてお亡くなりになられたが、その3か月前に山梨英和学院創立130周年記念講演をしており、その時の講演集を帰りに頂いてきた。 映画は感動の一言だった。医師として貧民、難民の治療のために中村さんはパキスタン、アフガニスタン地域に入り、病院などを作って診療活動を行っていたが、旱魃で作物が穫れず飢餓で亡くなっていく人が多かった。そこで病気の人を診療することも大切だが、その前に日々の暮らしをバックアップしてやることが肝要だと思い、幾多の困難を乗り越えて荒野に灌漑用水を引いて35年間かけて作物が作れる環境を整備して何十万人というアフガン人の命を救ってきた。日本に里帰りした時にはアフガンの窮状を訴える講演をして何億という寄付金を頂いてアフガンの人達に食料を提供してきた。旱魃に苦しみ、更にアメリカの爆撃を受け続けていたアフガン人の窮状に対して、寄付金をだしてくれた心の温かい日本人がそんなに大勢いたのかと感動した。 中村さん達はその地域の宗教や文化を優劣や善悪で裁かないのを鉄則として、人々の命を守ることに専心してきた。その信念や行動に多くのアフガン人は感謝し、尊敬してきた 銃撃した犯人は憎んでも憎み切れず、多くのアフガン人は悲しみに暮れて、大きな肖像画付きの記念館を作ってくれた。兎に角凄い人だった。 ご興味のある方は「荒野に希望の灯をともす」で検索すると上映映画館や予告編やあらすじなどを見ることが出来るので試みてもらいたい。それにしても凄い日本人がいたものだと改めて感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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