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今が生死

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2023.11.10
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カテゴリ:嬉しかったこと
生きていれば色々なことに遭遇する。悲しくて落ち込むこともあればよかった!と幸福感に浸れる時もある。本日の話は後者である。
82歳で認知症があり、施設に入っていた女性が9/19に施設内で倒れて中央病院に救急搬送され、検査の結果、左中大脳動脈の還流領域の殆どに脳梗塞を認め、意識障害と強度の右片麻痺を認めた。
手術の適応はなく、保存的療法で9/29にリハビリ目的で当院に転院してきた。
広範囲の脳梗塞で呼びかけても反応はなく、体も全然動かなくてリハビリと言っても褥瘡予防の体位変換位しかできないと思っていたが実際そのような状況で1か月が経過した。
ところがである、最近になって左手、左足がわずかに動くようになったのである。そして今朝の回診で名前を呼んで挨拶したらハイと返事したような気がした。そこで家族が昨日来たことなどを話したら言葉にはならなかったが何らかの声を出してくれた。今まではいくら呼びかけようともウンともスンとも言わなかったのに今朝は明らかに声を出してくれた。うれしかった。看護師に興奮しながらそのことを伝えたが「そうですか」と意外に冷静だった。一つの事象についての感じ方は、それぞれの人によって感じ方は違うものだなと思った。私にとっては大事件で、嬉しくてたまらなかった。もっともっと少しずつでも良くなってくれればありがたいと思っている。





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Last updated  2023.11.11 08:33:04
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