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今が生死

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2023.12.06
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テーマ:運動(882)
カテゴリ:健康
庭で咲いているガーベラ(今朝撮影、寒さで葉が枯れかけてきた)
10年ぶりに健康日本21の第三次案が厚労省から11月27日に発表された。運動、食事、休息、環境など各部門について来年度(令和6年度)からの詳細な目標設定がなされた。
ここでは運動部門について紹介する。運動を習慣化している人はそうでない人に比べ有意に長命であり、健康寿命が長いことから、運動について3つの目標が設定された。
1. 日常生活における歩数の増加。
目標は8000歩だが65歳以上の高齢者は6000歩と定められた。今ではスマホで簡単に歩数が計測できるので目標値に向かって努力して貰いたいとのことである。
2. 運動習慣を持ってる者を増やす。
現在運動習慣を持っている人は少ないので、現役世代は30%、65歳以上は50%を目標にする。運動の内容についても言及され、筋肉を増やす筋トレにも触れていた。筋トレについてはスポーツジムなどで行う場合は週2~3回、もしくは隔日行うことで筋肉を休ませながら行うのが良いらしいが、自宅で行えるスクワットとか腕立て伏せなどは自分で強度を変えながら行えるので、毎日でも良いとのことだ。スクワットはお尻や大腿部、下肢の筋肉が鍛えられ、誰にでも簡単にできて10回x3セット位が理想だが体力に応じて1セットでも2セットでもいいらしい。また座る時間が長ければ長いほど健康に良くない。座る時間を短くすることも健康日本21の主目標である。
3.運動やスポーツを習慣的に行っていない子供を減らす。
現状では1週間の総運動時間が60分未満の子供が男の子8%、女の子14.4%(小学校5年生)いる。
これは男女によっても、学年によっても異なるので男女別、学年別の目標を定めて指導していくとのことだ。
高齢になると筋肉量が落ちて、転倒骨折、フレイルやロコモティブシンドローム、認知症、生活習慣病
(高血圧、糖尿病、心臓病、脳血管障害等)等になる人が多くなる。筋肉量を増やすことによってそれらの病気にかかる率が減少することは統計学的に示されている。

スクワットは金もかからないし、容易に筋肉量を増やせるよい方法なので高齢者は習慣化するとよいと思う。ルーマニアのクルジュ・ナポカ市では、バス停に専用発券機が置いてあってその前で20回スクワットをすると無料の乗車券が出てくるとのことで、健康と旅行の一石二鳥で市民に喜ばれているとのことだが、その費用は民間企業が出しているとのことだ。市民の健康の為なので市で予算化してもいいと思った。
厚労省は細かな字や図表で健康日本21を提言したが読む人は稀で、実効は少ないと思われる。
スクワット何回、歩数何千歩など週単位もしくは月単位でスマホで記録してそれを役所に持参すればクーポンとか商品券を配布してくれるようにすれば、歩数を増やしたり、スクワットをする人が増えると思われる。空念仏を難しい言葉で何万語も連ねるより、実効性のある政策で示してもらいたいと思った。





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Last updated  2023.12.06 14:00:58
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