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テーマ:読書(8579)
カテゴリ:感動したこと
ブツダは出家した後の修業の内容について修行者達に次のように語っている。
「私は1日に一食を摂り、或いは2日に一食を摂り、…7日に一食を摂り、半月に1食を摂るに至るまで定期的に食事の修業を行った。私は野菜のみを食し、或いは稷(きび)のみを食し・・・、あるいは草のみを食し、あるいは牛糞のみを食するものであった。また私は森の木の根や果実を食し、或いは自然に落ちた果実を食して暮らしていた。 ・・・多年にわたり体を洗わないので垢が溜まって皮の上に苔が生じたが、それを手で払い落そうとはしなかった。暑き日も寒き日もただ一人恐ろしき森に、裸形にして火もなく座す。聖者は探求を果たさんために。・・・ 私は墓場において屍の骸骨を敷いて寝床とした。その時牧童たちがやってきて私に唾し、放尿し、塵芥をまき散らし、両耳の穴に木片を挿し入れた。私は彼らに対して悪心を起こさなかったことを覚えている。・・ その小食のために私の肢節は、アーシーティカ草の節、またはカーラー草のようになった。その小食のために臀部はラクダの足のようになった。・・・その小食のために私の頭皮も皺が寄って委縮してしまった。その小食のために腹皮なるものは脊柱に密着してしまった。」と述べていた。 このような難行苦行にも関わらず悟りに到着することはできなかった。 その時の様子をマッジマ・ニカーヤは次のように伝えている。「その時私はこう思った。およそ過去に、およそ未来に、およそ現在に、苦行を受けた人がいるとしても私が受けたようなものが最高で、これ以上のものはないであろう。だがこのような激しい苦行をもってしても全き妙なる優れた智見に達することができない。恐らく悟りに至るには他の道があるのであろう」と悟った。他の道とは何か?それは次回以後で述べるつもりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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