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カテゴリ:読書
誰もがウオーキングは健康によいことは知っているが、どれくらいの速度で、どれくらいの頻度で、どのくらいの時間行えば、どれだけの効果があるかということを明確に教えてくれる書物は少なかった。 本書では著者らが10年間に渡って7,000人以上について実証実験した結果なのでかなり説得力があった。彼らが提供する歩き方は「インターバル速歩」でややきついと感じられる早歩きを3分、ゆっくり歩きを3分交互に繰り返す歩行法である。それを1日5回、(3+3=6分)x5=30分、を週4日以上繰り返すと5か月間で体力が20%以上向上して10歳以上若返り、生活習慣病の症状が20%改善し、うつ症状や関節痛の症状も50%以上改善すると述べている。認知症も改善するとのことだ。 このインターバル速歩をした人と毎日1万歩歩いた人と何もしない人の3つのグループに分けた検証では、明らかな効果が認められたのはインターバル速歩のグループだけで1万歩のグループは何もしないグループと殆ど同じだったとのことである。インターバル速歩のミソは早歩きが入っておりこれが効果をあげており、漫然と1万歩歩いたのでは効果は期待できないとのことだった。その理由や実験データなどを詳しく解説してあるので、若返りたい人や心身を健康にしたい方にはお勧めの本である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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