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テーマ:介護施設(5)
カテゴリ:健康
サツキ
今、回診を終えてきたところである。ほとんどがご高齢の方で骨折や肺炎後の廃用症候群、脳梗塞後で食事が食べられるようになった人、まだ食べられなくて鼻管や静脈を介して栄養している人、認知症の人など様々である。 実際のリハビリの主体者は理学療法士や作業療法士、言語聴覚士さん達だが、看護師や医師の役割は全身状態の管理や激励である。鼻管や胃ろう、経静脈的栄養で何年も命を長らえている人もいるが、そういう人は激励しようにも何の反応もないので戸惑うが、意識のある人たちと同じように激励させていただいている。 意識のある人は1日1回のこの回診を心待ちにしてくれていて、特に認知症の方はその傾向が強い。 自分も入院患者さん達とほぼ同年代なので、患者さん達の苦しみが良く分かる。骨折は3か月、脳卒中などは6か月と入院期間が決められていて、その後は自宅に帰るか施設に入るか決めなければならない。脳卒中や認知症は施設がベストだが、家に帰る場合も含めて受け入れてくれる家族の態度によって患者さんの幸福度は変わってくる。施設は金がかかる、自宅退院は介護が大変だとして退院間近になっても、行き先が決まらず、宙ぶらりんで不安な状態に置かれる患者さんもいる。高齢になれば病気は付き物で、家族さんたちにしてもいつ自分達が入院患者さん達と同じような立場になるかもしれない。 患者さんの配偶者やお子さん達やご兄弟の方は、将来自分達が同じ立場になるかもしれないことを思って、厄介者と思わないで、患者さんにとってどうしてやることが一番いいかを考えて退院先を決めてもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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