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今が生死

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2024.06.05
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カテゴリ:生き方

ジニア(百日草)

野球で9回まで勝っていたのに9回に追いつかれて逆転されたり、延長戦になったりしている試合が続いている。昨日のヤクルト西武戦では3対1で西武が9回裏2アウトまで勝っていたが山田に2塁打を打たれて同点にされ、延長10回に敵失でヤクルトが4対3で勝ってしまった。それまではヤクルトがロッテ戦で2試合連続で9回まで勝っていたのに9回の表に点を入れられ同点で延長12回引き分けになっている。同じころ巨人西武戦で巨人が9回表まで勝っていたのに西武に9回裏に追いつかれ敗れている。
野球は9回でそれでも勝負つかない時は延長戦があるが、一般的には、8回まで熱戦が繰り広げられた段階で大差がついていればほぼリードしている方のチームが勝つが、小差でも勝っているチームが有利で負けている方はここまで来てしまったらと諦め気分になることが多い。しかし現実にはそこまできても土壇場の逆転が再三起こっているのである。勝っていた方のチームの応援団(フアン)はそこまできていたのにだらしないと怒り狂う。負けていたチームのフアンは土壇場の逆転劇に狂喜する。
人生も同じで何か生涯をかけた仕事で死力をかけて努力したが、ほぼその成就は無理と思える時がくる。ほとんどの人はそこで諦めてしまうが、野球狂いで智慧のある人なら9回の逆転を信じて最後まで諦めないで努力してみる。そうすると思いがけない結果が転がり込んでくるかもしれないのだ。
ご高齢の方は自分の年齢を考えて、「もう人生も終わりだな。もうこれからはいいことは何もないだろう」と思っている人が大多数だと思われる。しかしここでも野球狂のご老人なら9回の逆転を考えるかもしれない。思いがけないご縁があって老後を一緒に歩んでくれるご婦人(又は男性)と巡り合えるかもしれない。もう死ぬばかりで何もないと思っていたのに土壇場で念願が叶うこともあるかもしれない。そんなことを考えたら野球狂は単なる狂人ではなく夢をもった狂人ではないかと思えてきた。





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Last updated  2024.06.06 12:54:01
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