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カテゴリ:仕事
庭のカシワバアジサイ
受け持ち患者さんの顔をみて状態を聞いて歩く仕事は医師の最も重要な仕事である。当院のようなリハビリ病院の場合は朝9時になったら入浴に行ったり、リハビリに行ったりするのでそれ以前に患者さんが病室にいる間に回診しなけれないけないので午前9時までの間は忙しい。回診途中である患者さんが訴えを長々としゃべったり、携帯ラジオが聞こえない、髭剃りが壊れてしまったので修理してもらいたい等を言い出す患者さんがいると、時間が足りなくなって全部の患者さんを回れないこともある。 患者さんはそれぞれの苦痛や悩みを抱えているので、回診ではそれを取り除く処置の指示や激励が中心になるが、そのためには医師自身が壮健でなければならない。しかし実際には医師も一人の人間として体調の変化がある。 昨日は腹痛の残存症状があり、体調は良くなかった。それでも長年培ってきた職業意識は健在であった。これは医師に限らずすべての職業人が心得ていることだと思うが、体調に関係なく仕事に臨んだら最高の奉仕を心がける事。これは守れたような気がする。でも自分の体は不快な状態だったのでぎりぎり耐えていた。 今日は体調がほぼ正常にもどり、回診も順調であった。これが理想だが、いつも体調がいいとは限らない。いつも体調を良くしておこうと思ってもそれは無理である。やはり体調にかかわらず、長年かけて職業意識を積み上げていくことが大切なのだなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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