カテゴリ:ベトナム政治・経済・社会観察
当たり外れも多いハノイのタクシー運転手、最近は少し時間の余裕のある時、遠出をする時は決まったあるおじさんのタクシーを呼んでいます。とても親切でしゃべり好き、運転も慎重で少しゆっくり過ぎるくらい。とっても心地よく使わせてもらっています。
でも、実は様々な経歴の持ち主。特に85年から91年までは旧ソ連で働いていたそうです。モスクワに滞在して、マイナス32度の寒冷地で働いたこともあったそうです(さすがに工場は暖房があったそうでしたが)。今の奥さんともモスクワで結婚式を挙げたそうで、「それはロマンチックだったよ」ととても自慢げ。 91年と言えば旧ソ連は激動の時。その運転手さんも含め、ベトナム人は厳しい目に遭い、殺される人もいたといいます。当時のソ連とベトナムの関係が悪くなったからでしょうか。運転手さんもその年にもうたまらんと帰ってきたそうです。「もう一度もモスクワに行ってみたいですか?」と聞いたら「もうこりごりだねえ」と。でも、「モスクワはきれいな街だよ、赤の広場もね」と懐かしそうでした。今度その頃の写真を見せてもらうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月30日 01時20分26秒
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