カテゴリ:ベトナム政治・経済・社会観察
今日まで4日間、ベトナムの北西部を訪れていました。まずはディエンビエンフーのお話から。恐らくベトナムのことを良く知らない方でも、「ディエンビエンフーの戦い」というのはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?1954年にここでベトナム軍がフランス軍を撃破して、いわゆる(フランス相手の)第一次ベトナム戦争に終止符を打ったという場所です。その意味で、ベトナムの歴史の中ではある意味「聖地」のような意味合いを持つ土地です。今回はここにやってきました(というか、やってくるのは既に4回目になりました)。上の写真がその激戦が行われたA1の丘からの眺めです。ここを取り巻く山を乗り越えて、ベトナム軍は裏をかく形でフランス軍に攻勢をかけて勝利を収めました。 現在のディエンビエンフーは平和な街です。この日は冬の北部ベトナムを忘れさせられるようなさわやかな天気で、気温も恐らくは20度以上はあったでしょう。道端ではベトナムでは名産品とされる「ディエンビエン米」が売られていました。 人民委員会も立派な建物です。これはやはり「聖地」効果でしょうか。まあ、そうでなくても所謂地方県庁にあたる人民委員会は常に小高い丘の上で、何となく皆を見下ろすようなロケーションに建てられています。今回はあまり地方には行けませんでしたが、奥に行けばかなりの貧困地域も広がるディエンビエン省(ディエンビエンフーはこの省の中心)、今後も自分は訪れる機会が多そうです。続きはまた明日以降に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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