日本の経済成長戦略・・・そのポイント。
鳩山政権は昨年末30日に経済成長戦略を策定、発表した。以下がその内容(1)基本方針 2020年度に日本のGDPを現在の約1.4倍に増やす。約100兆円超の需要を掘 り起こし、約476万人の雇用創出を目指す。(2) 09年度末見込みで473兆円の名目GDPを20年に650兆円程度に拡大させる。(3)平均成長率を名目3%以上、実質2%以上とする。(4)失業率は現在の5%台から中期的に3%台へ低下させる。(5)自民党政権は過去10年間程度で十数本の成長戦略を打ち出したものの実際の成長につな がらなかった。(6)公共事業や過度の市場原理主義に依存せず、新たな需要の創造を通じて国民生活の向上 に主眼を置く。(7)市場原理主義を日本全体の活力には必ずしもつながらなかったと批判、供給サイドに偏 っていた今までの活動を改め、需要を創出していく。(8)今回の基本方針は暫定的なもので、来年6月ごろまでに新成長戦略を最終的に取りまと める。(9)重点分野は、環境・エネルギー、医療・介護などの健康、アジア、観光・地域活性化、 科学・技術、雇用・人材-の6分野に集中する。(10)環境・エネルギーについては新エネルギーで電力固定価格買い取り制度を拡充するな ど、50兆円規模の市場を創出、140万人の新規雇用を創出する。(11)医療・介護、健康分野では45兆円、250万人の雇用を生み出す。(12)訪日外国人を3倍の2500万人に、56万人の雇用を生み出す。(13)フリーターを半減する。待機児童も解消する。以上ですがこんなものでは成長などしないという見方が大方のようです。批判ばかりしていても始まりませんね。ただこれからは成長よりも安定です。思い切った成長策は取れないのではと思います過去の趨勢のみを見て無責任に経済成長を唱える輩に喝をいれたい。