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カテゴリ:意識・意識障害
入院中に表情変化、在宅移行後に「ダジャレ」を言うと笑顔、体を左右にゆすって笑いを表現
*石原 いすず:小児在宅ケアへの移行期を支える退院調整におけるチームアプローチ、小児看護、30(5)、655-663、2007 15歳児は小学生から不整脈で外来通院、突然意識消失し救急搬送、脳低体温療法、22日目に気管切開、53日目に胃瘻造設。入院118日目に在宅療育準備とリハビリテーション目的で転院。6ヵ月後、肢体不自由の認定がおりたため在宅移行期に再度当院へ入院。 6~7週目、全身に筋緊張が強く苦痛表情があるが、入眠時はない。 8週目、全身の筋緊張は内服薬で改善傾向。声かけで開眼し、笑顔のような表情がみられる。 入院中は、開眼はするが、いやな表情をしたり、涙を流したり、それ以外は一点をみつめているだけで、笑うということはなかった。しかし、在宅へ帰った後、「ダジャレ」を言うと笑顔がみられ、体を左右にゆすって笑いを表現するなど大きな変化がみられた。 児の成長・発達を促すものとしては、退院後に養護学校高等部へ進学し、現在は週3回訪問授業を受けている。パソコンや音楽を使用したリズム運動的な授業も行っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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