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化粧療法で6人中5人が改善、口紅を選択するようになった意識障害者も
*大田 真由美:最新リハビリケア4化粧療法、ブレインナーシング、22(11)、1134-1135、2006 15~63歳の外傷性遷延性意識障害6人(不完全植物症3人、移行型植物症1人、移行型植物症2人)に8週間、本人の好む化粧を行った。6人はいずれも表情が乏しく、意欲低下のある患者。受傷前から化粧が好きであった患者を対象にした。6人中5人に、看護師の観察のなかで「はにかんでいる顔が見られるようになった」「うっすら開眼することができるようになった」など、何らかの改善があった。 症例1(移行型植物症)は、東北療護センター遷延性意識障害度スコア表にて大きな改善が見られた。4週目には“眼球の動きと認識度”が5点から0点へ、6週目には“表情変化”が5点から0点へと改善した。 症例2(移行型植物症)は、化粧を始めてどんどん表情が明るくなり、パフをもちみずから化粧しようとしたり、口紅を選択するようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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