INAC多摩川スタッフブログ

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  運河の先のグランドにて。

  さて、土曜日。降り続いていた雨は、やがて霧雨となり、そして１９時前にはやんでいました。まだ霧雨煙る運河にて。この運河を越えると本日のＵ－１５、Ｕ－１８トレーニング会場です。初めて利用するグランド。野球場兼ミニサッカー場。長い人工芝。ネット越しに新幹線の走る姿。高層ビル群。コンパクトなこの会場。観た瞬間の印象は、「あっ、何だかこの空間、いいな☆」でした。何だか、ひとつひとつのトレーニングに集中力が高まりそうな空間ということです。今後、ジュニアやレオネッサや指導者講習会などでの利用も可能な感じです。さらに、いろんな可能性を感じる会場でした。なかなかに、ロマンチックなロケーション。なかなかに、ドラマ性がありそうなロケーション。あれこれと、利用の可能性を考えています。運河の先のグランドにて。

  2008年06月01日

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• 情熱、ひたすら情熱。

  『基本的には情熱。　いや、ひたすら情熱なんだろうけど、どんなことでも学びたいという気持ちを持って、いろんなものを学んでいくことが大事だよね。　そして自分のものをつくり出すということだと思う。　毎年生徒は変化してるし、それに対応していかなきゃならんわけだから、一方通行で行ったらダメ。　また自分の行動や生活、いつも一緒にいる選手から学ぶ気持ちも大切だと思う』『まず、第一は心身ともに健康であること。　そして多くの情報の中から自分にあったもの、必要なものを取り入れていくことも大切と思う。　そして、自分の良さを伸ばしていく。　それには前を向いてないとダメだよね。　自分から積極的にぶつかっていかないと。　それで疲れたり、キツくなった時は、ちょっとした切り替えのできる何かを持てばいいんじゃないかな。　そのためには、いい友達を作ることも大事だと思う。　『あと、ひとつ。　選手のことを本気で思い、腹の底から怒ることのできる指導者でないとダメだよ』いま、じっくりと読み続けている『サッカー監督の流儀』（羽中田昌著／スキージャーナル）の中の監督のひとり、横森巧氏（元・韮崎高校、現山梨学院大学サッカー部総監督）の言葉です。常に、自問です。

  2008年05月31日

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• 思考は続く。

  水曜日、Ｕ-１８トレーニング。先週のポゼッションゲームは、わたしにとって、実は思考を走らせるためのキッカケであったのかもしれません。先週の流れを汲みながら、しかし設定（というよりも状況）はもっとゲームに近く。ポゼッションゲームではありますが、目的はＧＫが守るゴールに得点すること。改めて思い返してみると、攻守の切り換えや危ないポジションを埋めるという意識にも通じてるはず。とにかく、プレー中は思考を続けることが大前提の内容。実は設定的に混乱する可能性もあるかなと想像していたのです。混乱するようならば、内容は変更しよう、と。しかし、予想以上に選手が真剣に取り組んでくれました。終了後、ＧＫとしてプレーしてくれた情熱コーチとＹＹコーチに感想を聞いてみました。「（常に守備しなければならないので）指示が難しいですね」。「慌ただしくなりますね」。ありがとうございます。わたしの意図するところは、まさにそこです。このゲームを観察しながら思ったことは、「試合の状況に限りなく近い現象が起きること」です。マイボールが一転、相手ボールになる→すぐに守備をしないと失点→攻守が一体であること。不測の事態への対応。常に思考を続けることがポイント☆選手たちの、予想以上の積極的な取り組みと、わたしのイジワルで不可解なルールに対してのポジティブな対応。嬉しい感触です☆もちろん、このトレーニングが答えではありません。もっと、試合の状況に近い設定もあるはずです。もっと、選手に負荷をかけたり、思考するためのトレーニングは限りなくあるはずです。よしっ、思考を続けよう。

  2008年05月30日

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• あぁ、しっぽ男。

  火曜日。大田スクールは、活気に満ち溢れていました。わたしは３年生グループをＦコーチと担当。コーディネーションとボールタッチをトレーニングの軸に行ないました。コートを移動しての紅白戦。キッズたちのアグレッシブなプレーと集中力が持続したままスクール終了。さて、本題はここから。この日はＵ-１５トレーニング日でもあるのですが、毎年この時期からナイター照明設備のしっかりしているＭ小グランドを借りてトレーニングをしています。わたしはこの日、電車で会場まで来ていたので、歩いてＭ小へと移動しました。すでにグランドでは、Ｕ-１５メンバーとＨコーチの声が響いていました。明るく照らされるグランドで、集中して取り組むＵ－１５メンバー。情熱コーチ、ＹＭコーチ、Ｆコーチ、そしてわたしもプレーヤーとして参戦。終了後、グランド整備やゼッケンの片付けをする時間。情熱コーチがわたしに向かってポツリとひと言。「３１０コーチ、それは狙ってるんですか？」。「？、？、？、？、？」。全くもって、「？」なわたし。情熱コーチ、わたしの背後に指を指します。「！、！、！、！、！」。指の指す方向に手を持って行くと、パンツの間に赤いゼッケン。この日、Ｕ-１５では使用していないゼッケンです。つまり、スクールで使用していたゼッケンなのですが、そこで思い出しました。小学３年生の紅白戦時に後で対応出来るようにと、赤いゼッケンを１枚パンツに挟んでおいたのです。・・・・・。そうか、つまりその時間からずっと赤いしっぽが、わたしのおしりに生えていたのか。スクールの後片付けをしている時も、Ｍ小までの徒歩の時間も。そして、Ｕ-１５のトレーニング、そして紅白戦時も。ある疑問。そこまでに、誰かしら気付いていたでしょう？なぜ言ってくれないのでしょう？「あれ、そのしっぽは何ですか？」とか、「それは趣味ですか？」とかさ。しっぽ男が現れた、火曜日の話でした☆

  2008年05月29日

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• 五感で読む。

  『成功への情熱』　稲盛和夫著／ＰＨＰ文庫『オシムの言葉』　木村元彦著／集英社文庫ある時は電車の中で、ある時は食堂で、ある時は寝る前に。ここ最近、熟読していた本。常に持ち歩いていました。合間の時間に、何章か読んでは、空想し、想像し、想いを巡らして。実体験とすり合わせて。そんな読み方をしていました。さて、読破してしまったいま、新たに五感を駆使する本を購入しました。『サッカー監督の流儀』　羽中田昌著／スキージャーナルサッカーＤに連載されていた、監督たちとの対談から生まれた本。興味深い方たち満載なのです。そして、示唆に富んでいます。読書の時間、五感全てをフル稼動で☆

  2008年05月28日

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  雨のち。

  さて、日曜日。午前中、昨日のからの雨が残っていましたが、Ｕ-１５高円宮杯予備予選は予定通り開催。対戦相手は前大会同様、「ＨＩＢＡＲＩ」。　前回の対戦は０－３（前半０－１）。その時の対戦では、前半の半ばに失点し、後半の終盤にＩＮＡＣの運動量が落ちたところで追加点を奪われての敗戦でした。今回の対戦は、０－１（前半０－１）で敗戦となりました。今回のウォーミングアップ前にわたしが選手に伝えたことは、「６０分を闘って勝敗が決まる」ということ。ここ２週間ほどのチームの現状（トレーニングなど）や、この日の現状（中間考査の時期）を踏まえた上で、６０分の中でどうやって勝利に近付けていくか。詳細はホームページ試合結果上で掲載予定ですが、わたしが感じた印象のままに。前半の失点。失点前の時間帯、自陣コートでのプレーが増えた中で、プレーの選択がはっきりとしない時間帯でした。奪ったボールを、また相手に渡してしまうようなプレーが続く中で、集中力が一瞬切れた感じで失点。試合前、「前半がゼロだったら、この試合は絶対にチャンスが増えるはず」という話をしていたのですが、後半はまさにそのような展開でした。時折カウンターを受けるも、後半は終始相手のコートでプレーしました。相手ペナルティーエリア内に侵入する時間が増え、それと同様に得点チャンスもあったのですが、得点出来ず。最後まで積極的に得点を奪いに行く姿勢を、選手は見せてくれました。それだけに、やはり前半の１失点も大きかったということでしょう。最後の最後まで見せた勝利への意欲こそが、今回の最大の収穫だと思います。選手たちだけでなく、わたしたちスタッフも成長しなければいけません。それを痛感した試合でもありました。公式戦後のトレーニングマッチ。ＶＳ　クレセル。新１年生も意欲意的にプレーしてくれました。ご父母のみなさま、遠方まで応援ありがとうございました。そして、篠さん、前の試合の審判をしていただきましてありがとうございました。また、本日予定していたＵ-１８トレーニングマッチは、雨天により中止。公式戦以降、トレーニングマッチは２回とも雨天により中止となりました。雨の後。そこにはどんな風景があるでしょうか。雨のち。

  2008年05月25日

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• 試行よ、想像せよ。

  水曜日、金曜日。Ｕ－１８が利用させてもらっているグランドは運動会準備のため、ゴールが使用不可でした。しかも、それが分かったのは、水曜日当日。この会場そのものをしっかりと利用するようになったのが昨年の秋頃なので、やはり年間通して利用してみないと、どの時期にどのような利用が出来るのかが分からないということです。さて、今週はある意味、全てが新鮮。高校生の中間考査の時期で、毎回が何人参加してくれるか、予想が立たない状態。さらに今週はゴールなしのトレーニング。サッカーの神様は、きっとこう思っているのでしょう。「惰性は、落ちていくのみ」、と。さらには、こう思っているに違いない。「常に思考し、常に現場に全力で取り組め。それが変化に繋がるのじゃ」、と。さて、水曜日、金曜日とも、選手の人数と様子を思考フル回転で観察しながらのトレーニングとなりました。ある意味、ギリギリの崖っぷち。（←いつもそうでしょ？）何気ない行動ひとつで、全てが壊れかねない緊張感をわたしは持っていました。後から振り返れば、この２回のテーマは「ポゼッション」。シンプルなボール回しから、何を目的にボールを動かすのか、ということまで意図するような内容で。目的を明確にするための設定は、その場でその都度ルールを創りながら。選手がしっかりと取り組んでくれたことで、ゴールなしのトレーニングも密度濃く行なうことが出来ました。特に金曜日は選手８名参加で、いろんなバリエーションのトレーニングを、それこそ集中力高く取り組んでくれました。水曜日、金曜日は、まさに試行錯誤、全開の日でした。あるいは、「思考」錯誤か☆今回のような予想外の中での対応はきっと、試合そのものに繋がっているはずです。サッカーの神様は、こう思っているのでしょうね。「ワシのイジワルな設定を、超えてみろ☆」、と。思考よ、走れ、走れ。試行よ、想像せよ。

  2008年05月24日

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• ♪　レレレ　♪

  ごく私的なＣＬ決勝戦レポートをお送り致します。マンＵ・ハーグリーブス。あれはＷ杯ドイツ大会、ポルトガル戦。ルーニー退場後のプレー。ハーグリーブスのオールラウンダーというか、能力の高さを見せ付けられた試合として印象に残っているのですが、ここ最近のハーグリーブスはあの時のイメージに近い。いや、さらに武器を増やしている印象です。ＣＬ決勝戦も、マンＵの「戦略」を担っている選手でした。前半は特に利いていた（目立っていた）印象。チェルシー・エッシェン。前半の失点時、Ｃロナウドのヘディングを見送ることしか出来ませんでした。が、そこから本来の能力を最大限発揮したようにも思います。チェルシーの得点時。それまではサイドバックというポジションで自重していた本能というか機動力を発揮。スルスルと前線に上がり、シュートを打ったのはエッシェン。そのシュートが、なぜあのような玉突きになり、そしてランパードのシュートを導いたのか。なぜ、ファンデルサールが滑ってしまったのか。きっと説明は不可能。とにかく、失点の要因となる選手は、その試合中攻撃面でも何かをもたらすことは多々ありますね。エッシェンの気持ちが呼んだゴールかもしれません。さて、私的な印象の話は続きます。エッシェン同様失点後から輝き続けたのはチェルシー・マケレレ。間違いなし。アシュリー・コールがガンガン攻めて行っても、エッシェンがポジションを崩すのも、マケレレ様がいてこそ。ボール奪取能力、ポジション獲り、シンプルなボールさばき、流れを読む力。全てが高次元。久しぶりにマケレレ様の凄さを再認識しました。チームに必ずひとりいて欲しい選手です。さて、さて、わたしの超個人的なレポート。なぜ、勝者がマンＵで、敗者がチェルシーとなったのか。なぜ、ＰＫ合戦でマンＵ勝利、チェルシー敗北となったのか。延長戦終了間際のそれぞれの交代選手。マンＵはブラウンＯＵＴ、アンデルソンＩＮ。これはあまり大きな影響なし。チェルシー。マケレレＯＵＴ、ベレッチＩＮ。！　！　！　！　？お互いに疲労やＰＫキッカーなどを考えての交代というのはよく分かります。ただし、あのような大舞台です。もしかしたら大事なのは、小さなディテールではなかったか。この日の試合を集約すると、マケレレだった気がするのです。攻めるマンＵ、守るチェルシーというイメージを破った要因のひとつに、マケレレはいたはずなのです。マンＵ有利、チェルシー不利というイメージを試合内容で変えた小さなディテールの中心に、マケレレが君臨していたと思うのです。そう、もしかしたらこの日の「勝利の女神」はマケレレに微笑んでいたかもしれない。わたしは試合を観戦しているうちに、そんな想像をしていたのです。そのマケレレが最後の最後でグランドの外に出てしまった。その時点で、「チェルシーの負けだな」と、わたしは思ったのです。もちろん、全ては結果論。論理性なし。でも、あのような舞台で、あのような試合は、論理性だけでは括れない何かがあるとも思います。実は決勝戦の数時間前。ＩＮＡＣスタッフで一番話題になっていたのも「マケレレ」でした☆そう、わたしは思うのです。この決勝戦はマケレレ中心に回っていたんだ、と。勝手な想像です。あぁ、マケレレ様、マケレレレ様。レレレのおにーさま。素晴らしいプレーをありがとう☆ごく私的な、参考にもならないレポートをお送り致しました☆♪　レレレ　♪

  2008年05月23日

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  こころアドベンチャー☆

  少し前の話になってしまいますが、３月１８日（火）平日の午前中、スタッフ研修を行いました。実はずーっと温めていた内容。遡ること一年前。企業の人材育成を目的とする、ある研修会に参加した時の印象こそが、ＩＮＡＣスタッフ研修の原動力となっているのですが、その時の研修内容に近いことが出来ないかと、ずーーっと探っていたのです。サッカーというスキルにフォーカスしたものでなく、もっと根本の、もっと軸となるような。そして、縁というかタイミングというか。いろんなことが巡り巡って、今回の研修会となりました。今回の講師は、Ｊ－ＳＥＡ野外プログラムアドバイザーの木本多美子氏。研修ネーム（？）、「たみぃ」。２度ほど打ち合わせをした中で、わたしが思い描く研修内容に限りなく近かっただけでなく、話を掘り下げていく中で、どんどんイメージが湧いてくるような、あるいは思考が加速するような、そんな建設的な打ち合わせとなりました。そんな打ち合わせから、ある言葉がわたしの脳みその片隅にこびりついて離れませんでした。『こころアドベンチャー☆』。理由は分かりませんが、でもなぜかこの研修会は「こころアドベンチャー」というテーマ以外ない、という確信。という流れの中で、研修会スタート、です。今回も、興味を持っていただいたサッカーコーチの方々や、サッカーコーチに興味を持つ大学生、そして現役高校生プレーヤーも参加してくれました。また、「たみぃ」の助っ人として、「あいあい」（研修ネーム）も協力してくれました。「？　？　？」、が浮かぶ方も多いかもしれません。なぜならサッカーではないから。だけど軸は間違いなく存在します。どの年代でも、どんなグループでも、必要不可欠な「連携・連動・協力」など。たぶん芯となる取り組みは、年代を超え、そして能力を超えるものだと思います。そんなイメージが、頭の中にどんどん湧き出るような内容でした。怪しげなオッサン（たち？）が、平日の昼間にワーワーギャーギャー動き回る。だけど、頭の中は案外冷静で、「なるほどー、これは繋がっているぞ」というイメージがクリアになったり。そんな取り組み。最後に「振り返り」。円になって、それぞれが身体で体感したことを、今度は頭の中でカタチにする作業。それぞれの感想も、わたしにとっては新鮮そのものでした。わたしの感想は、「選手のこころは日々変わるものだと思います。　だからこそ、今日のような取り組みや、また『日々違う』という認識を持つことが大切だと感じました。　なんで、『こころアドベンチャー☆』というテーマにしたかが、自身でも分かった気がします」。　「たみぃ」氏、そして「あいあい」氏、本当にありがとうございました。そして、参加者のみなさま、ありがとうございました。わたしは、いま現在も「こころアドベンチャー☆」を続けております。

  2008年05月21日

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  微かな記憶として。

  日曜日。ジュニア高学年の試合観戦のため、ニコタマ方面へ向かう途中。再開発の進む、駅周辺。只っ広いだけの空間。何かが生まれる前の、空虚な空間。突如として、あいつ（ら）は現れた。はるか昔、この世界のトップに君臨していたであろう恐竜たち。数億年の時を超え。あるいは、化石として展示されているのでしょうか。数億年の時を示して。なーんて、くだらない妄想をしながら、パチリ。観方によって、想像は広がるものですね。きっと、数ヶ月、数年後には、この景色はほんの微かな記憶でしかなくなるのでしょうね。人もまた、いつか微かな記憶として。

  2008年05月21日

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  夏の肌　２

  日曜日の昼下がり。リバーサイドを北上。ニコタマ・リバーサイドのグランドでジュニア５･６年生のトレーニングマッチ観戦です。夏に似た陽射しの中、すでに１５分を３本行なっていました。試合の合間。担当のＦコーチを中心にミーティング。夏の光。夏の陽射し。観ている印象よりも、グランドの中はハードだったと思います。が、最後の試合（５本）までしっかりと闘っていたように思います。わたし個人としては、日頃観戦機会の少ないジュニアの試合そのものが新鮮で興味深いのです。さて、帰り道。ニコマタステーションに向かう途中の、木陰。チャリでそこを通ると、初夏の風とヒンヤリ感が、わたしの日焼けでヒリヒリの腕に残りました。これもまた、夏の肌を実感する瞬間ですね。季節は夏へ。

  2008年05月20日

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  夏の肌。

  さて、日曜日の朝。Ｕ－１８は試験期間のためオフ。この日はＵ－１５とレオネッサがリバーサイドでトレーニング。担当はそれぞれＨコーチ、情熱コーチ。最近、わたし自身の頭の中に大きな変化というかうねりを感じるのですが、それはＵ－１８というカテゴリーの公式戦（真剣勝負の場）が始まったことによるもの。観る視点、観える視点が変化してきたのかもしれません。ということで、Ｕ－１５をのんびり観察したり、レオネッサのお手伝いをしても、新鮮です。そんな朝なのですが、Ｕ－１５、レオネッサのトレーニング後。ジュニアのトレーニングが始まりました。わたしは、のんびりと観戦です。ほんの少しですが、ジュニアの様子をどうぞ。ハーフコートで紅白戦をする３･４年生。ＹＭコーチ担当。アグレッシブなプレー満載の学年です。小さなスペースでボールと戯れる（試合をする）キッズグループ。情熱コーチ担当。ボールを触りにいったり、全く違う方向に夢中になったり、観ているだけで楽しいグループです。さらにその隣では、１年生グループの紅白戦。ＹＮＧコーチと名物コーチ担当。こちらは、元気いっぱいグループ。写真が撮れなかったので、次回にチャレンジします。１１時過ぎ、この日の各カテゴリーのリバーサイド・トレーニングは全て終了。気付けば、腕がヒリヒリ。腕の上の方が、赤くなっていました。選手たちもきっと、肌がヒリヒリしているのでしょうね。夏のような陽射しの日曜日。夏の肌の季節は、もうすぐ。

  2008年05月20日

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• 新世界。

  あれは、確か土曜日のこと。チャリで、リバーサイドへ向かう途中のこと。通い慣れた道。ココロにゆとりがあったからなのか、何かに呼ばれたような気がしたからなのか、定かでない。ふと、思ったのです。「この道を通ってみよう」。本当に、何の根拠もなく。通い慣れた道と、ほんの少しだけ違った道に、一歩足を踏み入れてみる。いつもと違う景色。いつもと違う感覚。ほんの少し、道が違うだけの。「あれっ？　いつもの道（ルート）に辿り着くのかな」、という微かな不安。「着かなきゃ、着かないでいいや、別に」、という微かな期待。細い路地を流れのままに進むと、いつもの大きな道へと出ました。ほんの少しの違いは、大きな景色の違いに繋がっていたり、小さな、でも確かな高揚感にも繋がっていたりする。新世界は、けっこう身近なところにあるのかもしれない。いや、けっこう身近なところに溢れているのかも。通い慣れた道の、ほんの少し違う道。そんなことを考えた、ある土曜日のこと。

  2008年05月19日

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  手をつなぐ、肩を組む。

  さて、土曜日の日没前。リバーサイドにて、０８年度初のスパプロ開催です。毎回が発見のオンパレード、発見の大見本市（？）なのですが、今回もまた、多くのことを感じました。今回、実は悩んだことは開催日程。それぞれのカテゴリーの試合日程や学校行事を踏まえた上で、「いつ・どこで・どのようなメンバーで行なうことが出来るのか」、が課題でした。予定では次の日の日曜日の朝、開催予定にしていましたが、グランドと行事を考慮して、急遽土曜日に変更。Ｕ－１８メンバーには金曜日に告知。ジュニアとＵ－１５メンバーには、土曜日当日という慌ただしい告知となりました。それでも、「スパプロは参加したい！」と言ってくれるメンバーが増えてきたことで、無事開催することが出来ました。１６:３０過ぎにメンバー集合。すぐに、オニゴッコからトレーニングスタート。試合用の２グループに分かれて、コミュニケーションをとるメニューひとつ。これは名前を覚えるトレーニングです。スタッフ（コーチ）のＨコーチ、情熱コーチ、ＹＭコーチ、Ｆコーチも参戦。そして、この日のメインメニュー。ステップワーク（スラローム）、そして、ドリブルシュート。小４でも高校生でも、それぞれの設定で、それぞれのリズムで出来るトレーニングであることを実感したトレーニングとなりました。ＧＫに中２・Ｔモキと情熱コーチが入ってくれたことで真剣度が増したことも要因ですが、それぞれのドリブルシュートに、「すげー！」とか、「あいつ、上手過ぎ！」とか選手同士で解説をしながら、真剣に取り組んでくれました。さて、紅白戦。フルコートゲーム。１５分×２本。局面で、高校生VSコーチ。中学生VS小学生。小学生VS高校生。コーチVSコーチ。などなど。日頃なかなか接点のない相手とのマッチアップが、違和感なく繰り広げられました。しかも、それぞれの力量を出し惜しみしながらとか、遠慮しながらではなく、それぞれの力試しのような感覚で。１８時前、終了。今年度初めての開催。やっぱり、発見山盛り☆各カテゴリーの違和感のない交流や、メニュー自体の共有。試合での駆け引きや連携。スパプロについて、改めて感じたこと。縦（各カテゴリー）と横（同学年・同カテゴリー）が手とつなぐような取り組みである、ということ。あるいは、過去と未来が手をつなぐような取り組みである、ということ。または、過去と未来が肩を組むための「いま」を再確認出来る取り組みのひとつが、「スパプロ」の開催意義なのです。参加メンバーのみなさん、ありがとうございました☆５月１７日（土）　０８年度第１回スパプロ参加メンバー。前列左からヤマモトコーチ、トモキ（中２）、アリ（中２）、マツケイ（小５）、キョウヘイ（高２）、シュン（小４）、フジタコーチ、情熱コーチ後列ハヤサカコーチ、ユーゴ（高１）、リュウノスケ（中３）、タケ（高１）、ノリ（中２）、ユーヤ（高１）、ヒロト（高１）、エーチャン（高２）終了後、初参加の小４・シュンがひと言。「これ（スパプロ）は、来週もやるの？」。嬉しい感想です、ありがとう。また次回、参加してね☆

  2008年05月18日

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  ５月１７日、夕暮れ。

  さて、土曜日の夕暮れ。リバーサイド。Ｕ－１５トレーニング。中間考査や運動会などの学校行事が多い、この時期。参加者は少ないながらも、集中力の高いグランド。ＨコーチとＦコーチ担当。画像は、最後の紅白戦の様子です。５月１７日、夕暮れの。

  2008年05月17日

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• 微かな変化。

  さて、金曜日。このところの雨の影響により、久しぶりのＵ-１８トレーニング。しかし、中間考査前の選手がほとんど。少ない人数を想定し、スタッフと参加メンバーでボール回しとミニゲームくらいしか出来ないか、とイメージしていました。この日の参加人数は１０名☆体験参加の２名を含める個性的なメンバーで、想定外に普段通りのメニューで２時間弱のトレーニング。ボールフィーリング、そしてドリブル、ドリブルシュートとシンプルなトレーニング中心でしたが、ＹＹコーチもＧＫとして参加してくれたことで、真剣度の高いトレーニングとなりました。さて、Ｈコーチ、ＹＭコーチ、そしてわたしも参加した紅白戦。ＧＫ付きの、７対７。スタート直後。わたしはボールを保持し、状況を探っていると、相手ＦＷ・Ａちゃんが猛チャージ。ボールを突っつかれ、ゴール前に運ばれました。そのカバーをしてくれたＴツキがひと言。「コーチ、スタートから集中して！」。「サンキュー」と、わたし。さらに、「あんまり観えなくて・・・」と続けるわたし。すると、ボールを突っついたＡちゃんが寄って来て、ニヤリでひと言。「コーチ、言い訳はダメですよ」。「・・・確かに」。試合にプレーヤーとして入る以上、グランドではコーチだからとか関係なし。それよりも、普通にそのやりとり（コーチングなど）をしている彼らの変化にニヤリ。微かな変化かもしれませんが、もしかしたら積み重なって大きな成長に繋がるのかもしれません。さて、言い訳マシーンのわたしは思います。「いかんな、言い訳は。　もっとプレーを磨かねば」、と。

  2008年05月17日

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• 引き出し、あるいは、視点。

  木曜日、レオネッサのトレーニング。先週同様、わたしがイメージするメニューで進めさせてもらいました。この日の新鮮な驚きは、ひとつの目的に向かう時の集中力の高さ。トレーニングはボールフィーリング（特に浮き球）を中心に進んだのですが、実はイメージしていたトレーニングをふたつほど省きました。あまりにも、その浮き球ボールフィーリングに没頭していたから、です。結局、そのトレーニングはバリエーションを変えながら、４５分ほど行ないました。ある意味、とてもシンプルなトレーニング。そして地味なトレーニング。だけど、ものすごい集中力とチャレンジ精神を発揮してくれました。もちろん、情熱コーチが一緒にプレーすることで選手の「負けたくない」精神に火が付いたことも要因です。とてもとても新鮮な驚き、でした。さて、その流れで紅白戦。１０分×２本。ハーフタイムには、先週の確認も含めて、「どこを観る？　何を観る？」を意識するトレーニングを入れました。短い時間の紅白戦も、集中力は持続したまま。密度の濃い紅白戦でした。さて、終了後。キッズのスクールや、Ｕ－１５、Ｕ－１８などとは、また違った感覚が、わたしの頭の中に蓄積されるようです。これもまた、「経験データベース」か。新しい引き出しというか、新しい視点というか。さて、わたしの中にあるイメージは、昨夏のＪヴィレッジで対戦した「アカデミー」のプレーや姿勢。そして、同じく昨夏のデンマークで観た、女子選手のプレーや姿勢。そこに、違和感なく重なるような取り組み方を見つけてみたいと思います。本日もありがとう。思考は、しっかりと走り続けている感覚です。

  2008年05月16日

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• 素晴らしき関係。

  さて、またまた今週の「サッカーＤ」より。『良き仲間であり、良きライバル。　それは当たり前だけど、素晴らしい関係だと思うんだ。　高いレベルで競い合えるチームになればなるほど強くなる。　競争のないチームが上にはいけないからね。　だから今のチーム状況はすごくいい』名古屋グランパスエイトのフジタトシヤ選手のコメント。強豪とか好調と言われるようなチームには、必ずチーム内で健全な競争があると思います。そこにどうやって持っていくか。または、どんな設定にすることで、そこに向かえるか。コーチが常に頭を働かせる作業でしょうね。常に、自身に向ける問いかけです。

  2008年05月15日

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• ２１世紀型『根性論』。

  愛読書（？）、今週の「サッカーＤ」に興味深い記事を発見。『肉体を鍛える時は筋肉量を上げていくわけですが、それは競技で使える筋肉でなければならない。　心も同じ事なんです。ただ負荷をかければいいわけではない。　そもそも”やらされている”と感じると肉体は動かなくなる。　でも、遊びならずっと楽しい。考えるだけで楽しくなれる。　そうなるとやっぱり強いわけです。　だから、僕は考える力を育てていかなければと思っています。　それが２１世紀型の”根性論”なんだと』話しの主は、スポーツメンタルトレーナーの高畑氏。とてもとても興味深い話です。思い返せば、Ｕ-１８で充実した試合だった４戦目と５戦目（後半）。４戦目では、前半途中の高２・Ａキの言葉が印象的。「おれがどんどん獲りに行くからさ、次のボールを狙って」。本来はセンターハーフの一番深い位置でプレーしてね、とわたしは指示をしたのです。ですが、試合の流れ上、Ａキの判断は正しいと思いました。Ａキがもうひとつ前に出ることで、高い位置でプレスをかけることが出来て、全体が機能したからです。例えば、５戦目後半の終盤。ＤＦのＯイシとＴカユキがＦＷの位置まで上がったこと。彼らの判断です。しかも、しっかりとリスクマネージメント（この場合、センターハーフとセンターバックにそれぞれＨロトとＮルを配置していました）もしていました。これも彼らの判断であり、そして試合の流れともしっかりかみ合っていました。考える力とは、「自分勝手な考え」とは、まず違います。サッカーで言えば、「セオリーを認識した上」で、その「試合の流れを把握している」こと、そして、その「判断に責任を持つこと」、でしょうね。わたしたちスタッフも、同じですね。考える力＝創造（想像）する力を養い続けること。どうやら、２１世紀型『根性論』は、わたしの思うところと、同じようなベクトルを描いているようです。これからも大いに根性論を語っていきたいと思います☆

  2008年05月14日

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  都市型サッカータウンを歩く。

  寒風の月曜日。会議の前の時間。会議開始まで、余裕あり。都市型サッカータウンを歩きました。人工芝ピッチ。小学生たちが、寒さなどお構いなしの活発さでプレーしていました。コンビニとレストランの間から、天然芝ピッチを覗く。天然芝コート２面。右手には応援席。奥に見えるのはトレーニング用の坂道。ぐるりと回って、もう一面ある人工芝ピッチ。こちらも小学生たちの活発な声。奥には高層ビル群。モダンな景色。大都市ならではの景色。寒風の都市型サッカータウンを歩く。

  2008年05月13日

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  変わり続けること、変わらないこと。

  昨日訪れた街、横浜。わたしにとっては、思い出深い街。青くさい学生時代の４年間を足繁く通った街です。（注：学業よりも、サッカーのために通っていました。苦笑）最近は、めっきりと訪れることがなくなりましたが、時々フラリと訪れると、毎回その急激な変化に驚きます。駅構内はもちろん、駅前の風景も。「あれっ？、以前はここには何もなかったよな？」とか、「あの待ち合わせ場所は、無くなったのか？」とか。さて、みなとみらい地区です。以前はランドマークタワーやホテルが、どーーーんと構えている感じだったのが、いまでは高層ビル群の風景の一部に見えるくらいの感覚です。変わり続ける街。そんな印象を訪れる度に受けます。そう、例えばそれは、決め技を生み出してしまった漫画の宿命にも似ているような。主人公が決め技で相手に勝利。そうすると、相手は次の決め技を作り、主人公を苦しめる。その度に、主人公も新しい決め技を身に付けて、勝利する。何だかそんなイメージが思い浮かびました。変わり続けることで、現状を維持するのか。変わり続けることで、パワーを増やすのか。さて、先ほどの漫画の話。決め技開発の度に、現実離れしていくことがほとんど。漫画だから良いのですが・・・。わたしがいつの日か住みたいと思う海辺。少なくとも、この風景とは少し違うようです。いつ訪れても、変わらない場所。そんな風景かもしれません。

  2008年05月13日

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• 「超える旅へ」の誘い。

  本日マリノスタウンにて、クラブユースＵ-１８の会議が行なわれました。その中で、次回大会の組分け抽選会が行なわれたので報告します。平成２０年度第１２回ＫＣＹリーグ。Ｂグループ（５チーム）今市アルシオーネ（栃木県）Ｙ.Ｓ.Ｃ.Ｃ（神奈川県）駒沢ＳＣ（東京都）ウィングス習志野（千葉県）ＩＮＡＣ多摩川（東京都）上位１チームが２次リーグへ進出。グループ毎の２位がプレーオフ、上位１チームのみ２次リーグ進出。７月中旬より、リーグ戦がスタートします。まだまだ先と考えるか、あっという間と考えるか。そして何より、前回の大会は「自身を知る旅」と位置付けましたが、今大会は「自身を超える旅」にしたい。さて、ひとつひとつ積み重ねて進みましょう☆※大会日程は６月初旬に決定予定です。

  2008年05月12日

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  続々、ゴールキーパーの夜。

  さて、５月１１日の夕暮れ時。午後まで雨が降ったり止んだりだった天気は、いつしか曇り空に。ＧＫ講習会開催。品川区のグランドに隣接する会議室で、この日の打ち合わせ。高校１年生のＯイシ、ヒロＴ、そして中学２年生のＴモキが、お手伝いとして参戦。どうもありがとう☆少し肌寒い中、続々とグランドに訪れるキッズや大人たち。総勢５０名弱。全員がゴールキーパー☆、またはその指導者のみなさま。青い人が、講師の武田氏です。とても情熱的で、尚且つひとつひとつの仕草が柔らかい。そして、いつも思うこと。ゴールキーパーだけの集団は、壮大な景色であるということ。『圧巻』という言葉でも置き換えられそうです。紹介が遅れました。ボールを蹴る赤い人。４月より、主に水曜日の世田谷スクールとＵ-１８のサポートをしてくれるＹＹコーチ。選手目線の、優しいお兄さん的存在です。ＧＫ出身。まだまだ、現役プレーヤー。この日も、アグレッシブにサポートしてくれました。あっという間の２時間弱。「えっ、もう終わりなの？」と参加選手たち。あっという間の、「ゴールキーパーの夜」でした。選手のみんな、ご参加いただいた指導者のみなさま、そしてご父母のみなさま、ありがとうございました。講習会の詳細はホームページ、「イベント」の中でレポート予定です。

  2008年05月11日

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• 新米　２

  さて、昨日のこと。レオネッサのトレーニングをサポートの予定が、「３１０コーチにお任せしますね」という情熱コーチの一言で、担当となりました。さて、どうしよう。先日のトレーニングマッチを少し観戦しただけなので、その時の感じたことはあったのですが、平日のトレーニングの流れが分からない。新米コーチ、かなり悩んでおります。グランドに入り、あれこれとイメージを湧かせます。が、湧かず。ということで、アップのアップを情熱コーチにお任せ。リフティングとステップワークをやっていたので、それをじっくり観察して気付きました。ひとつの物事に取り組む集中力は高い。そして、コーディネーションはもっと行なって良い。（行なった方が良い）ボールコントロールも、もっと向上しそう。ということで、情熱コーチに時間を創ってもらった間にセッティング。そして、わたし担当。リフティング・３１０バージョン。ステップワーク（アジリティ＆コーディネーション）とドリブル・３１０バージョン。そして紅白戦。前半を一緒にプレーしながら観察。そして先日の試合の感覚と同じだったので、後半の前にひとつトレーニングを入れました。トレーニングは、「何を観るか」がテーマ。短い時間で集中して取り組んでくれました。なぜか、好プレーが出る度に拍手喝采。さて、後半。少しずつですが、「観る」ことに関して変化を感じました。初めてのレオネッサのトレーニング担当。ものすごく新鮮な時間でした。実はわたし自身が、たくさんのことを発見することが出来ました。Ｕ－１５やＵ－１８でも、間違いなく還元出来ること。どうもありがとう☆「新米コーチ、パート２」、でした。

  2008年05月09日

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• 新米。

  昨日。わたしは、世田谷スクールを担当になりました。日頃、水曜日は大田スクールなのですが、この日は選手が増えてきている世田谷スクールのサポートということになりました。ということで、高学年担当。・・・・・。担当、です。さて、スクールの前、選手に集まってもらって、話しをしました。「こんにちは。今日はわたしが担当です。　みんなさー、コーチのこと知らないよね？」。「うん、知らなーい」。（数名は、ジュニアなどの活動で知っています）「だよねー。　コーチもね、初めてだからみんなの名前を知らないんだ。　だからさ、練習も試合も、友だち同士の名前を言いながらプレーしてね。　そうしてくれたら、コーチは名前を絶対覚えるから」。お互い、よく知らない者同士のスクール開始☆ある意味、良い緊張感。いくつか、どんなプレーヤーで、どんなプレーが出来るのかを観察しながらのアップを行ないました。想像以上に集中して取り組んでくれていたので、ひとつだけ競走形式のトレーニングを入れてみました。良いプレーや、上手くいかないプレーの中で、「ＯＯ、速えー」とか、「ＯＯ、負けるなよ」とか、選手同士の名前を連呼してくれました。選手は最初の話しを、しっかりと昇華してくれていたようです。おかげさまで、選手の名前をどんどん覚えることが出来ました。覚えれば、得意技発動です。選手の「名前、連呼」攻撃☆紅白戦の時間を長く取りましたが、選手たちが試合を真剣に楽しんでいたから、です。ＰＫ合戦まで、テンションが高いまま。この日限りのネーミングの選手もいましたが、名前ひとつで何かが繋がることもあるような、ないような。新米コーチにお付き合いいただき、ありがとうございました☆あっ、そう言えば、わたし自身の名前を紹介することを忘れていました。まぁ、いっか。

  2008年05月08日

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  夏の日の風のやり方で。

  ５月６日。ＧＷ最終日の大田スクール。参加人数は日頃の活動の半分くらい。初夏の陽射し。溢れる光り。優しい夕暮れの空。そして、夕暮れの風。夏の日の夕暮れの、海沿いに吹く心地良い風に似た。元気な元気なサッカー小僧たちの声。ＧＷ最終日の夕暮れ。心地良いグランドの風景。夏の日の風のやり方で。

  2008年05月07日

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• 寝不足とジャーマンドッグとコーヒーと。

  さて、改めまして。実はこのスタッフブログについて、宣言していたことがありました。３月のこと。ホームページのリニューアルするタイミング、そして自身のアタマの中に何か「インプット」することを考え、一時閉鎖しよう、と。とりあえず、Ｕ-１８がどうやってチームというかカタチになるのか、という過程は綴ってから閉鎖しようかな、と。ところが・・・、カタチが見えて、そして公式戦の日々が始まると、アタマの中に大きな「うねり」を感じました。脳みそ、猛ダッシュ。（←どこに向かうダッシュかは分かりません☆）思考、ハイスピード。思索、フル回転。毎回がそれこそ崖っぷちのような。そう、きっとこの感覚がわたしの中で欠けていたのです。そんな時こそ、本性が見え、そして伸びるキッカケがあるような。つまり、自身にとっても、宝のような時間ということです。「お前（つまり自分）は何だ？」、この繰り返し。自己との対面。自身とお見合い？☆というわけで、公式戦の旅の一部でも、このブログ内に記したいという気持ちが自然と湧いてきました。ほんの小さな出来事や、感情剥き出しの出来事。綴ることで、アタマが整理出来て、そしてまた次に向かうことが出来るような感覚。ということで、このブログは決め付けず、「アウトプット」が溢れる時は、そのままに綴っていきます。どうぞ、読み流しながら、お付き合いください。毎回、公式戦前日は寝不足。寝ようと思っても、あれこれと思索し始めると止まらない。「誰が、どこで、どんなプレーが出来るのか」。「誰がスタートで、誰が交代でエネルギーとなるのか」。試合毎に変化する選手たちに、妄想も加速。その度に、寝不足。それは自然の成り行き。コーチには、体力が必要不可欠だと思う理由のひとつがこれ。毎回のように寝不足の朝。そんな日々、わたしのココロにスイッチが入る瞬間。「Ｄトール」の、ジャーマンドッグとブレンドコーヒー（Ｓサイズ）。一気に気持ちが闘いモードに入る瞬間。一度落ちていく思考スピードが、また上がっていく瞬間。人それぞれに、気持ちの切り換えのスイッチがあると思うのですが、今回のわたしはそれが「Ｄトールカフェ」だったようです。本当に毎回お世話になりました。千葉で、群馬で、それこそあちこちで。ジャーマンドッグ＆ブレンドコーヒー（Ｓサイズ）で３９０円。サンキューセット☆（セットかは定かではありません）。感謝したくなる美味しさ＆切り換え時間、まさにサンキュー。きっと、必然です。ムシャムシャ（ジャーマンドッグを頬張る）、ズズズーッ（コーヒーをすする）は、わたしの闘いモードでした☆

  2008年05月07日

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  新しい旅の始まり。

  ５月５日。Ｕ-１８クラブユース選手権１次リーグ最終戦。３連戦の最後でもあったこの試合。確認したことはふたつ。・相手のストロングポイントを押さえるためのベクトル合わせ。・得点を奪うための戦略。試合は、サイドをえぐってセンタリングからシュート、ゴール前での細かいパス回しからシュート、というふたつの相手チームのストロングポイントは押さえながら、いくつかの判断ミスとこぼれ球に対する寄せの甘さから失点。終盤、ＤＦも含めて、相手ゴールへ向かうプレーが格段に増えました。全員が、この日に得点を奪うという意志を全面に出しました。クロスボールに競り合ったのは本来はＤＦの高１・「Ｏ意志」。流れたボールを迷わずシュート！したのは同じく本来はＤＦの高２・「Ｔカユキ」。初めての得点。全員が同じ意志で、同じ想いで決めた、全員の得点。初めての公式戦。昨日、初めての勝ち点「１」。そして、今日、初めての得点「１」。小さい小さい一歩ですが、とても大切な「１」。なぜなら、０を１にした瞬間、可能性は大きく広がることをわたしたちは、昨年学んだはずだから。だから、わたしたちにとっては、限りなく大きな大きな「１」でもあるのです。試合終了後のミーティング。こんな話しをしました。「０－７、０－２、０－３、０－０、１－４。　これがこの大会の結果。　つまり、基準がこの数字だということ。　これからは、これを常に超えていくぞ。　それが、この数字の意味だぞ。　そんな取り組みをしていくぞ。　そのためには、日々のトレーニングの質を上げていくこと」。選手のみんな、お疲れさま。誤解を恐れずに言いますが、本当に楽しかった。それぞれの葛藤も、それぞれの変化も。上手く行くことも、上手くいかないことも。悔しし涙も、笑顔いっぱいも。観ていて、楽しくて楽しくてしょうがなかった。そう言えば、ミーティングで、「千葉、群馬、埼玉、東京、そして神奈川での９０分の試合」という話をした時に、高３・Ｔクヤが呟きました。「すげー、旅だな。　これって」。そうなのです。見知らぬ場所の、いろんなチームと試合をする旅なのです。そして、自分たち、自分自身のサッカーを表現する旅なのです。これからは、「いまを超える」作業を続ける旅をするのです。自分自身を超える旅。「新しい旅の始まり」。それはとても勇気がいることだ。だから、さらに楽しみだ☆ご父母のみなさま、毎回のようにたくさんの応援をありがとうございました。これからも選手たちの、「旅」を見守ってください。

  2008年05月06日

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  マイホームタウン　２

  同じく、曇り空の５月４日、日曜日。リバーサイド、Ｕ－１５高円宮杯予備予選が行なわれました。アップ前。全員でグランドのセッティング。特に奥のゴール前は、ぐんぐんと草花が伸びる時期で、その草むしりを重点に行ないました。集合。選手の表情は、なかなかに良い。Ｈコーチの話しの後、わたしも思っていることを話しました。Ｕ－１８の大会が始まって観得てきたことや感じたこともありましたし、何よりこのＵ－１５メンバーでして欲しい試合内容のこと。また、前回のトレーニングマッチを観る中で、このメンバーがいま出来そうなプレーとそれぞれの思いにマッチしたポジションの話。選手の表情は、先ほどよりも良い顔つきになりました。ということは、アップを短い時間でしっかり試合に向かうために取り組んでくれれば、良いスタートがきれそうだ。短いアップを、しっかりと取り組んでくれました。さて、試合前。この日の対戦相手は３年生中心のチカラのあるクラブ。ＩＮＡＣは２年生主体（３年生が少ないので）。ただし、押さえ所をしっかりと認識して闘いさえすれば、前回の対戦時よりも闘うことが出来るはず。それをやり切れるか、徹底できるか。そこがポイント。選手の表情は闘いモード。そう、闘うことが最低条件。ここは、リバーサイド。マイホームタウンなのだ。ご父母のみなさま、たくさんの応援をありがとうございました。試合の詳細は、ホームページ「Ｕ－１５試合結果」に掲載予定です。

  2008年05月06日

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  花咲く広場。

  ５月４日、日曜日。この時期の、草花の成長は驚くほど早い。暑さや寒さ。雨や晴れ。光と闇。そして、風。きっと、たくさんの小さな養分が混ざり合って、重なり合って。伸びていく、花開く。リバーサイドのいつもの広場。キッズたち。きっと、たくさんの小さな養分が混ざり合って、重なり合って。伸びていく。ここは、花咲く広場。

  2008年05月05日

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• マイホームタウン。

  さて、Ｕ－１８クラブユース選手権４回戦。千葉、群馬、埼玉と、試合毎に転々と移動しての公式戦。この日、開催地は東京。そして、日頃プレーするリバーサイド。試合前。「ホームで試合をするという意味が分かるか？　たくさんの人が観戦する試合。　格好良い試合をするのではなく、闘う試合を絶対にしなければいけない」。試合開始。ひとりひとりが局面で身体を張って、そして集中してプレーしました。わたしの予想を超える、アグレッシブさ。前半も、後半も、どちらのチームにも勝利のチャンスがあり、ピンチがあり。その度に、ＩＮＡＣベンチは一喜一憂。試合の中での変化は、昨日の試合から感じたプレーする姿勢。全ての選手の姿勢。この日も、何もしていない選手はいません。そんなプレーの積み重ねが、つまらない試合になるはずもなく。最後の最後まで、攻め続け、身体を張って守備をして。結果は０－０、引き分け。初めての勝ち点１。それぞれの選手には、それぞれの感情が湧いてきたのでしょう。悔し泣き。悔しい思い。自身のプレーを出し切った安堵感と焦燥感。グランドで表現する機会のなかった選手たちも。全ては自身のために、そしてチームや仲間のために、エネルギーに変えてほしいと思います。そんな旅なのです、きっと。きっと、ココロとカラダの成長を促すはずだ。いま、それを一試合毎に、眼に見えるカタチで、表現しているのがキミたち自身だ。マイホームタウン。公式戦４戦目。ファイトした試合。そこには、いくつものプラスの変化を確認することが出来ました。継続し、そしてひたすら磨くのみ。明日は公式戦最終戦。ＧＷ３連戦の最終日。どんな試合になることか。期待と不安の交錯。どちらでも楽しみ☆ご父母のみなさま、本日もたくさんの応援をありがとうございました。Ｕ－１５メンバーも、応援ありがとう！

  2008年05月04日

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  春緑を歩く。

  雨が上がった夕暮れ時。クラブユース選手権第３戦の会場は、実は一年ほど前に訪れた場所でした。「リーダーシップアドベンチャー」という、企業の人材育成の講座に参加したのが、会場を訪れた理由でした。人材育成とは何のことなのか。なぜ、必要なのか。そして講座の目的は何なのか。もしかしたら、当たり前の。でもわたしにとっては刺激的な講座でした。「無知だということを知った」、そんな印象でした。そして、５月３日、いまその会場にＵ－１８公式戦で訪れる不思議感というかワクワク感。研修施設。興味深い建物が並びます。講座では、実際そのてっぺんにロープ一本で立って、そして足がすくんだことを思い出します。今回の公式戦で使用したグランド。このグランドは県所有のもの。研修及び宿泊施設とは別扱いです。研修・宿泊施設。森に囲まれ、どこか欧風な感じのする施設です。さて、わたしたちの試合の後、４日の対戦相手の試合が行なわれていたので後半半ばまで観戦。選手たちは、それぞれ帰路に着いていたので、わたしひとり。実はあることを考えていました。講座の時も今回も、タクシーで２０分弱の道のりでこの施設に来たのですが、「帰りは歩こうかな」、と☆車での道のりは、田んぼ道というかのどかな風景が広がっていて、ウズウズしていたのです。歩きたい衝動☆、・・・欲望が勝りました。大きなカバンを手に、ひたすら最寄り駅までの、のどかな風景の中を歩きました。初夏の夕暮れ。初夏の風。春緑の小川。この日の試合を振り返りながら、のんびりのんびりと歩きました。深い意味なんて、全くもってないけれど、好きなのだからしようがない。得など全くもってないのだけれど、趣味だからしようがない。歩くこと、４０分弱。最寄り駅、到着。春緑を歩く。

  2008年05月04日

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  ９０分の圧縮袋。

  Ｕ-１８クラブユース選手権第３回戦。雨があがり、蒸し暑い中、キックオフ。これまでの２戦との違いは、ひとりひとりがしっかりとそれぞれの特徴を出してプレーしたこと。結果は敗戦でしたが、これはある意味、現時点でのクラブの総合力の差が、しっかりとクリアになったということの裏返し。なぜなら、それぞれのチカラは出したのだから。９０分という試合の中での、経験値というか勝負所でまだまだ力不足ということです。でも、それをはっきりと認識出来た試合でもあったということです。準備の段階でのココロとカラダの持って行き方。スタートの仕方。ストロングポイントとウィークポイントの認識。相手とのマッチアップの認識。試合の中で、それらの修正や改善。交代選手のベンチでの過ごし方。ハーフタイム。ココロとカラダの切り換えや整理。後半の入り方。交代選手のエネルギーの持って行き方。そして、ココロもカラダも一番キツイ時間帯の意志やプレー。終盤の意欲。などなど。勢いだけで闘うことが出来ないのが、この９０分という試合時間。個人やチームの総合力がダイレクトに出る試合時間。なかなかに上手く出来ています☆この日のポイントも、やはり後半半ば。相手の足の方が先に止まった時間帯。まさに勝負所。攻撃に出るも、得点は奪えず。そして、自分たちが足が止まった終盤に２失点。ココロとカラダの分岐点。ひとつステージを昇るか、まだまだ昇り切れないかの分岐点。今日は、それがはっきりと見えた日。９０分のドラマ。９０分のそれぞれの人間模様。上手く行くこと、行かないこと。そんな波の中での、それぞれのココロとカラダ。濃厚な９０分。９０分の圧縮袋。だからこそ、楽しい☆ココロからそう思います。

  2008年05月03日

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• 「満足」と「納得」。

  そう言えば、ＣＬ決勝戦はチェルシーVSマンＵになりましたね。先週、準決勝のバルサVSマンＵ（バルサホームの試合、０－０）を深夜テレビ観戦。ガチガチの試合展開。ポゼッション率をどんどん上げていくバルサ。メッシとデコがパスゴーで絡んだ時に、何かが起こりそうなバルサの攻撃。ボールを持たれても、危険なエリアを常に押さえていたマンＵの守備。全体の印象はそんな感じ、でした。でも、わたしにとってこの試合で一番の印象度は、ルーニー。右サイドのハーフとフォワードを兼ねたようなポジションの中で、守備にも奔走。攻撃時には一気に前へ。そんなハードな、ある意味主役というよりも脇役を、しっかりと忠実にしかも獰猛さを持ってプレーしていました。途中交代をしたのですが、それはものすごい運動量を必要とするプレーを、それこそ死に物狂いでプレーした結果でしょうね。疲労困憊の表情で交代。ルーニーについて、よく言われるフレーズ。「すぐキレル」「扱いが難しい」などなど。わたしがこの試合で感じたこと。（想像ですが）あのポジションや役割に、「満足」はしていないかもしれない。でも、絶対に「納得」してグランドに立ったはず。目的は勝つ（またはアウェーだから引き分ける）こと。次のステージに行くための自身の役割が、この試合ではそのポジションでのそのプレーだったはず。もちろん、ルーニーのプレーには、その役割を高次元で出来る能力も備えていると思います。注目はファーガソン監督。全員が常に「満足」することが理想ですが、それは難しい。それぞれが個性を持っているのだから。だけど、「納得」させてグランドに立たせているということ。わたし自身の頭の中に、「満足」と「納得」という言葉が浮かびました。わたしの中の、ひとつの指針かもしれません。全員を満足させることは出来ないかもしれない。（もちろん満足してもらいたい。それが理想です）だけど、納得させなければいけない。わたしは日々、そんなトレーニングや試合をしているだろうか。そんなことを考えた、バルサVSマンＵ。

  2008年05月02日

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• 思考よ、走れ、走れ。

  ４月。２メートルの積雪が溶けはじめて、はっきりと新芽が見えた月。公式戦までの日々。例えば試合前日。例えば試合当日。例えば試合後。例えば、次のトレーニング。目の前に日々起こる現象。目の前でプレーする選手のココロの確かな変化。充実する時。上手く行かない時。その全てがいまは、はっきりとしたイメージを持って、続いています。起こり得る現象の想像。実際、目の前で起こる現象。検証。次へのアプローチ。ひとりひとりの個性が溢れる中で、「全く同じ」ということはない。つまり、毎回が観察であり、毎回が勝負であり、毎回が検証である、ということ。何が言いたいのか？わたし自身もよく分かっていませんが、つまり、思考が常に走っているということ。でも、どうやらそれは、一直線の道をひたすらに走っているという感覚ではなさそうです。なぜなら「自分だけのこと」ではないから。「他者（選手・相手など）との関わりや繋がり」のことだから。「自己完結」する現象ではないから。行ってはまた戻り、とか、グルグルと回っているような。または、大きな波のようでもあるし、大きな手で脳みそをかき回しているようなイメージでもあるし。さらに、かき回しながら、脳みその中に様々な具材を、手当たり次第に詰め込んでいるようでもあるし。そんな走り☆？とにかく、ひと言で収まるような走り方ではないことだけは確かなようです。つまり、思考する量が、それ以前とは明らかに違うということなのかもしれません。あるいは、思考するスピード感が、それ以前より上がっているのかもしれません。もちろん、その量やスピードも、いつかどこかで落ちていくでしょう。ずーっと、上がり続けるならば、それはそれで恐ろしい。「バブル」のようだから。とりあえず、いまはココロの思うまま。思考よ、走れ、走れ。

  2008年05月01日

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• 空耳アワワ。

  さて、初夏の陽気の火曜日。Ｕ-１５トレーニングマッチの後。大田スクール。祭日、ゴールデンウィーク突入、ということでこの日の参加者は１４名。通常の３分の１くらいの人数でした。３グループに分けて行なう火曜日は、急遽２グループで行なうことになりました。わたしはＦコーチと３年生担当。この日は７名。（後から２名参加したので、最終的には９名）集合して挨拶からスタート。すると・・・「えぇー？　今日は（人数）これだけ？　少ないー、つまんないー」、とある選手。ニヤリ。「少ない？　つまんない？　　言ったね。　言いましたね。　言っちゃいましたね。　コーチは少ない時の方がかなり燃えるぜっ☆」。さて、この日の参加人数は、わたしも想定外。どんな内容で取り組むかが、その場での真剣勝負ということ。この学年でいま意識していることは、単純なコーディネーション。この日はリレーというかオニゴッコというか、競走と遊び要素満載の「走り」を行なってみました。これまた想定外の熱中度。３０分ほど設定を変えながら行なったのですが、飽きる気配なし。Ｆコーチも参戦してくれたことで、選手たちの闘争心がアップしたことは間違いありません。決断。「トレーニングは入れないで、この後このまま試合をやろうか？」、とわたし。「うん、やるー。　やったー☆」、と選手たち。試合は、合計４０分くらい行なったのですが、ひとりひとりがアグレッシブなプレーをしていました。汗ビッショリの選手たち。最後にＰＫ合戦。最後まで集中して取り組んでいました。あれ？確か始める前、「人数少なくてつまんねー」、とか何とか言っていたような、いないような。空耳？　あぁ、わたしの妄想かな？　きっとそうにちがいない。ニヤリ・・・。

  2008年04月30日

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  言葉と行動の良好な関係。

  さて、わたし自身久しぶりのＵ-１５トレーニングマッチ。いまの彼らのココロとカラダのバランスを知る、楽しみな機会。アップ前。選手だけのミーティングをしてもらいました。どんなことが話題になるのか。どんな話しをするのか。誰がリーダーシップをとるのか。誰が自己主張をするのか、またしないのか。そんな中、注目の発言者ひとり。「おれは、今日、点を獲る！」。中２・ＦＷヨシＫ。「獲る」は、「取る」でも「摂る」でも「盗る」でもない。狙った獲物を「獲る」という発信であったことは間違いありません。さて試合の３本目（４０分☆）。左サイドでボールを受けると、たぶん見えているのは相手ゴールだけ。（もちろん、その間にはＤＦもＧＫもいます）タイミングと鋭利な切り返しでゴールに向かう。ＧＫの手を弾いて１点目。そして、同じようなカタチから今度はさらにフェイントと緩急を駆使して２点目。試合自体は、お互いに点を取り合いトータル５－７で敗戦。もちろん全体的に課題もたくさんありました。だけど、全員の前で宣言して、そしてそれを実行する覚悟、良いじゃありませんか。出来ないことを考えたら、言葉に出来るはずもない。そう、いま大切なことは、言葉にして、それを実践する勇気と行動だ。出来なかったら、それはそれで次へのエネルギー。わたし自身、いままさに痛感していること。オトナだって、出来ていない。（わたしのこと）だけど、言葉にして、そして行動していきますよ☆少しくらい（いや、かなりかもしれませんが）プレッシャーがある方が、燃えますよ、ね。試合後、アップ前と同じように選手だけのミーティング。具体的な言葉がアップ前よりも多かった。話したことを実践するのみ。言葉と行動の良好な関係は、自身を間違いなく成長させるはずだ☆

  2008年04月29日

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  「自己を知る」舞台に立つ。

  U-18クラブユース選手権２回戦。試合のターニングポイントはふたつ。そのひとつ、前半３０分過ぎ。相手のコーナーキック。その前のプレーで、タツKが負傷。そのまま、グランドから出て治療。ひとり少ないまま、マークを確認し切れずに失点。あえて厳しいことを、本人に言いました。「何で相手コーナーキックで抜けるんだ？　その流れで失点したんだ」。誤解を恐れずに言えば、あの接触プレー自体はそんなひどく傷むようなプレーではなかった。本人ではないから、本当は立てないくらい痛かったかもしれません。でも、その後のプレーを見たら、立てたはず。わたしが厳しく言ったのは、「逃げているようにみえた」から。気持ちが逃げているようにみえたから、です。気持ちが逃げたら、勝つ試合を逃してしまう。その後、タツKはグランドに戻り、泣きながらプレーを続けました。わたしの言葉が嫌だったのか、逃げた自分が情けなかったからか、それは分かりません。でも、その後のタツKのプレーは、間違いなく「闘っていた」ということだけは事実です。０－１で前半終了。わたしは怒りを露にしました。この一年の活動の中で、多分初めてのこと。ファイトしない選手に向けて発信しました。「自分たちがいま立っているステージは、プレーすることが大前提であり、ファイトすることが当たり前の場所なんだ。『闘う』ということをグランドで表現しろ！」ということを話しました。後半スタート。闘い方によっては、勝利を引き寄せることも可能でしたし、選手の意欲も高いまま。相手ゴール前に迫るプレーが格段に増えました。もうひとつのターニングポイント。今度はINACのコーナーキック。シュNのボレーシュートがポストに弾かれ、そのままGKの手へ。長いボールを蹴られ、そのままペナルティエリア前まで運ばれてファウル。そのフリーキックを直接決められて、欲しかった得点は相手チームに。その後も、あと一歩というところまでは行くのですが、得点は出来ず。０－２で敗戦となりました。チームとなっての２試合目。勝負所の未熟さ。それは、わたしも含めてのもの。本当の意味で「勝利への執念」が、まだまだ足りないということでしょう。しかし、初戦よりも明らかに役割やプレーそのものはクリアになりつつあります。この日のGK・タクYは安定感がありました。全体的にそれぞれの選手の持ち味も出しつつあります。この日は特に、途中出場のRイチが抜群の存在感を示しました。抑え所、勝負所で、どのようなプレーが出来るかによって、成果も結果も変えることが出来るということを自覚できたはず。「プレーする」、「ファイトする」は大前提。自身のプレーを変えるんだ。自身のココロを変えるんだ。真剣勝負の舞台（グランド）は、「自己を知る」舞台だ。どうせなら、勝って涙しないか☆

  2008年04月29日

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  経験データベース。

  さて、本日のＵ-１８は公式戦。クラブユース選手権２回戦。会場は対戦相手のホームグランド。場所は群馬県前橋でした。ということで、この日の集合場所は「前橋大島駅」。１２時３０分、時間厳守。電車に揺られること、２時間強。窓の外、流れる景色は高層ビル群から、長閑な田園風景へ。関東平野の平野ッぷりを実感。企業のグランドや大きな川を横目に、電車はグングンと目的地へと向かいます。この日、何となく早く家を出ていたので、目的地近くの高崎に着いたのは１０時頃。早過ぎたので、一度高崎の街に出てみました。花と緑をテーマにしたイベントをやっているらしく、駅前は花に彩られていました。花と緑の都市・高崎。降りてみなければ、分からないこと。高崎からは水上や榛名湖方面も近いらしい。この季節、榛名湖や水上はきっと気持ちの良い新緑に溢れた空間でしょうね。電車で来てみなければ、やっぱり分からなかったこと。電車を乗り換え、目的地「前橋大島」へ。２０分弱で到着。時間は１１時過ぎ。もちろん一番乗り☆１１時４０分頃、高３の３人到着。「やばい、遠かった」。実感のこもる言葉。実感はとても大切です。「遠く」とは、来てみなければ分からない。あれこれと話し込んでいると、次の電車が到着。１２時２０分、全員集合。電車に揺られる２時間強。窓の外の見知らぬ風景。降り立つ見知らぬ街。もしかしたら、人生の何かしらの糧になるような行程。そう思えたら、こんな集合も面白い。全ての体験が、それぞれの経験データベースとなる、はずです。

  2008年04月27日

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  「教授」、語る。

  高尾の丘の上の話。スポーツ宿泊施設の、すぐ目の前にあったサッカー場。厳密には、施設を見下ろす場所にあるサッカー場。施設を見学する前に、ココロ躍らせて急ぎ足で坂道を登る。グランドは門の中にあり、よく見えません。よく観ると、少し門が開いていて、事務所らしきもの人影がありました。「考えるより、動いてみろ」。ココロは間違いなく、わたしにそう言っていました。その言葉に素直に従い、門の中へ。「こんにちは。突然すみません。　グランドを見学したくて・・・。良いでしょうか？」。ココロ、実はバクバク。「あっ、こんにちは。　いいよー、どうぞ」と、管理人らしき方。グランドを観てみる。土ですが、よく整備されたグランド。「昨日もね、ローラーかけて整備したんだよ」と、その方。　「あのー、グランドに入っても大丈夫ですか？」。「いいよー。案内しようか」、ニコニコ顔の管理人さん。ということで、グランドを一回りしながら、あれこれと日常会話となりました。管理人さん。半年前からここで週に２～３回の間隔で勤務するようになったそうです。それ以前は、とある広島県の大学で講義をされていたとのこと。さらにそれ以前は、わたしたちが活動している近くの高校の先生を２５年近くされていたとのこと。話はどんどん広がりました。現在はこの地の近くの小学校に臨時で講師をされていたり、専門書をライフワークとして書かれていることなど。　「子どもたちにはね、なぜか『教授』って呼ばれているんだよ」と、屈託のない笑顔。いつの間にか、わたしの目的は視察どころではなく、目の前に立つ人の、人生や人生観に惹かれている。さらに上にある野球場にも案内してくれました。最後は事務所であれこれと、いろんな話になりました。「いまね、６３歳なんだけど、将来は海の見える街に住もうと思っているんだ」と、いつまでも屈託のない笑顔の教授。同感です。全く持って、わたしも一緒。いつの日か、「海の見える街」にわたしも暮らしたい。それは、ずーっと先の未来のことかもしれませんが。あっという間の小一時間。目的は完全に見失い、でも何だか必然のような小一時間。「また、縁があったら会おうね」と、教授。「こちらこそ、突然なのにありがとうございました」と、わたし。いまにして思えば、教授の雰囲気はあの人に似ていました。あの人、イズミヤ　シゲルさんに。憧れのオッサン。あんなオッサンに、将来なりたいっス。なれますかね、教授？

  2008年04月26日

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  初夏を歩く。

  夏の低気圧が通り抜けた木曜日の昼下がり。電車に揺られ、高尾に行ってきました。施設見学第２弾。高尾駅北口からバスに乗り１５分ほど。丘を超え、谷を下り、そして小高い山のニュータウンの奥に、その施設はありました。宿泊棟、体育館、研修室、広場（キャンプなど可）など。グリーンがとても印象深い施設です。体育館。いろんなスポーツが出来そうです。宿泊棟。プロジェクトアドベンチャー。実はこの設備こそ、わたしが注目しているもの。すぐに進むことはなさそうですが、イメージしているものに繋がります。初夏の風に、ゆれる。レストラン。実はホームページで調べた時点で、サッカー可能なグランドがありませんでした。例えば、近隣の小学校や中学校のグランドを借りることが可能なのか調べるために訪れたのですが、施設の前のさらに少し坂を登ったところに野球場とサッカー場がありました。これはまた後日ブログ内で紹介しますが、八王子市が所有する施設なので、直接ビレッジとの関連性・連動性はありませんでした。この地を訪れなければ、サッカー場のことは分からないままでした。やはり、現地を訪れることの大切さを実感しました。観て、聞いて、感じて、初めて「経験（体験）」となるのですね。またひとつ、スポーツ施設マニアとしての材料が増えました☆夏の低気圧が通り抜けた木曜日。新緑が心地良い高尾の丘の上。

  2008年04月26日

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• 変化の途上。

  さて、水曜日。Ｕ-１８トレーニング。参加者は体験で参加してくれた２名を含めて、２０名☆ホームページを見て、問い合わせをしてくれた高校２年生が参加してくれました。Ｕ-１８では初めてのこと。トレーニング前の短いミーティング。「今日は人数が多いな」、と呟いた高１ショウへＩの言葉には、クラブの確かな変化を感じるもの。確実に何かが動き出していることを実感します。いまは限られた時間を有効に、そして効果的に利用することをテーマにしています。３対１、４対１でアップ。そして短い時間ですが、ダッシュをバリエーション増やしながら行ないました。この日は、パス＆ムーブのパストレーニングとシュートを２グループ交互に行い、最後に３チームでの総当たり戦。プレーへの意識が高まっているように感じます。いま、変化の途上。Ｕ-１５は大田会場にて、ＨコーチとＫＺコーチ担当。トレーニング後のスタッフミーティングでＫＺコーチに聞いた話では、「前回観た水曜日よりも、明らかに意欲を感じましたよ」、とのこと。いま、変化の途上。

  2008年04月24日

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• 初夏の火曜日。

  さて、昨日のこと。大田スクール。広いとは言えないグランドに４０名ほどの小学生。３つのグループが、それこそ所狭しと動き回る活気溢れる時間です。わたしはその中の１グループ、３年生を担当。今月は、ひたすら「動く」ことがテーマです。身体を動かす。走る。ステップを踏む。その動きの中で、ボールを触るというか、馴染む感覚を身につけてもらいたいと思います。もちろん、その日その日の選手のココロを様子を観察しながらなのですが、続けていく中できっと変化がありそうです。さて、スクール後の時間。Ｕ-１５トレーニング。日曜日の様子から、何か変化はあるでしょうか。わたしも選手と一緒にプレーをさせてもらいました。４対１、４対２などを行なう中、明らかに意欲というか気持ちの違いを感じました。それぞれが、ココロで何かを変えようとしている、変わろうとしている。パストレーニングでも、それは同じ。最後のゲーム。最近では観られなかったような、動き。そして、声。終了後。「どこも痛くないでしょ？　ということは、まだまだ局面のプレーが厳しくない証拠。　まだまだ、ということ。　このグランドで激しくなければ、本当の試合では何も出来ない」。わたしのコメントです。ココロは変わりつつある。プレーの質やプレーの激しさの変化は、これから。初夏の陽気の火曜日のこと。楽しみです☆

  2008年04月23日

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  現場イズム。

  先週の木曜日。舞浜グランドの下見は目的のひとつ。そのもうひとつ。「スポーツ施設の見学」。おそらく、ながーーーく続くであろうわたしの趣味、もとい仕事！の糧になるものだと思うのです。今年度は、グランドフェチ改め、スポーツ施設フェチになりたい、と小さなテーマを掲げております。ということで、本降りの雨の中、向かったのは「新木場」。交流深いサッカーコーチＳさんが情報をくれました。ホームページ上でもチェック済みでしたが、やはりわたしの場合は「現地で観る」が基本です。駅から徒歩１０分ほど。大通りをひとつ入ると、そこは緑溢れる大きな公園です。雨の匂い、空気の匂いがとても濃く感じました。緑の囲まれるように佇む建物。宿泊可能。レストランやプール、体育館、研修室なども充実しています。「お忙しいところ、すみません。いくつかお聞きしたことがあるのですが・・・」。フロントで、飛び込みの質問攻め。建物に囲まれるようにフットサル場があります。ナイター照明付き。東京にもこのような宿泊可能なスポーツ施設があって、実は東京に住んでいながら知らないのはわたしなのです。何かを決定するために訪れたのではないのですが、どんな目的で、どんな季節に、どんな内容の遠征が出来るのかというイメージを膨らませるには充分。時期やカテゴリーなどのタイミングも必要ですが、東京の緑溢れる中という設定もなかなかに魅力がありますね。さて、次はどこを訪れよう？訪れる楽しさとか、体感する楽しさとか、イメージする楽しみが増えました。「現場主義」で行きます☆必要なのは、体力ですね☆

  2008年04月22日

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  ココロの音。

  日曜日、１４時過ぎ。リバーサイドでＵ-１５のトレーニング。２グループに分かれてのトレーニング。それぞれＨコーチ担当、Ｆコーチ担当。わたしは１５時より始まるＵ-１８トレーニングの準備（グランド整備）をしながら、Ｕ-１５の様子をのんびりと観察していました。１５時。Ｕ-１８トレーニング開始。２０Ｍ四方くらいのスペースで、昨夜の疲労を取るためのリカバリートレーニングをイメージして。３対１、４対１をアップとして行なう中で、明らかに動きの重い選手がいました。予定を修正。しっかりと動くことにしました。走るトレーニングを加えました。ダッシュ、そして１対１の攻守。１対１では、途中、トレーニングから抜ける選手もいましたが、構わず続けました。走る中で、明らかに動きが良くなった選手たち。この日、実はスパプロ予定日でした。Ｕ-１５トレーニング前に、「今日、スパプロ参加したいです」などと中学生から嬉しいアピールがあったのですが、ギリギリまで開催を悩みました。Ｕ-１８公式戦で高校生の意識の変化も読めなかったし、ジュニアも前日公式戦があって（勝っていると今日も公式戦でした）、声をかけていなかったのです。さて、どうしましょう？「コーチ、今日Ｕ-１５と試合のしたいのですが」、と高２・キョウヘＩ。「実はコーチも迷っていて、どうしようか考え中なんだ。　何で試合をしたいと思う？」。「千葉遠征の最終日のＵ-１５との試合、情けない試合をしてしまったから。　あんなのありえないと思う。だからやりたいです」、とキョウヘＩ。「・・・、よし、じゃあやろう。設定は高校生で決めろ。　コーチは審判以外、何もしないから」。日頃、感情表現を得意としない高校生たちの、自覚か。スパプロは変更。急遽、Ｕ-１５　VS　Ｕ-１８の試合。試合は２０分×２本。高校生は、確実に意識と意図を持ってプレーしていました。少しずつの変化。さて、気になったのは特に中学生。当たれない・当たらない。闘えない、闘わない。チャレンジするという意識の欠如。闘うという姿勢の欠如。試合後、中学生に問いました。「疲れたから終わる？　誰が疲れるほどのプレーをした？　いないだろ。闘ったのはふたりくらいだけだ。　それで、終わりでいいのか？」。「あのさ、予備予選でも気になったんだけど、負けて悔し泣きするほどやり切った選手がいたか？　それで成長があるか？　本当にこのままでいいのか？」。それまでは下を向いていた選手の中に、わたしを睨むような目でジッと見る選手が出てきました。「やりたい奴だけでいいからさ、紅白戦やろうぜっ。　コーチたちも全力でプレーするから」。・・・・・。その場にいた全員が紅白戦に参加してくれました。Ｈコーチ、Ｆコーチ、そしてＹＭコーチ、ＹＹコーチも臨戦態勢。２０分１本勝負。空気を察知したのか、解散したはずの高校生のシュＮが主審をかって出てくれました。ありがとう。わたしはＤＦで出場。マイボール時。高校生との試合では、激しく当たるプレーを一度もしなかったノリＯが、勢いのそのままでわたしにぶつかってきました。お互いに転倒するほどの激しさで。主審・シュＮの笛は、当然鳴らず。日頃の恨みでしょう、わたしは想定済み。（笑）それよりも、ノリＯの気迫。いま、中学生に一番足りないのは、その気迫だ。プレーが進む中で、それそれが、局面局面でぶつかり合う音。大きな声のコーチング。高校生との試合で、一番足りなかったこと。「決めてやる！」とか「「奪ってやる、止めてやる！」とか、気持ちを表現するプレーだ。終了後。グッタリなＵ-１５メンバーたち。だけど、後ろ向きなグッタリではない。負けて悔しそうな表情や、勝って嬉しそうな表情、それぞれ。足りなかったのは、感情が溢れ出る取り組み。感情が溢れるプレー。スキル（技術）とココロ（感情）は、両輪だ。

  2008年04月21日

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  高ぶる土曜日。

  ４月１９日、土曜日。千葉県・舞浜グランド。ＶＳ浦安ＪＳＣ。Ｕ－１８初めての公式戦。集合時の選手たちの、予想を超える活気ある表情。フワフワではなく、明らかにこの日を楽しみにしている表情。一年前、体験練習を始めた頃。１０人前後のトレーニングもあれば、５～６名でのトレーニングすることも少なくありませんでした。本格的に活動を始めたのは昨年７月。最初に入会を決めてくれたのはタツＫ。０が１になった瞬間。わたしたちに覚悟と責任が生まれた瞬間でもあったかもしれません。「入って良かった」と思ってもらうために。「ＩＮＡＣで良かった」と思ってもらうために。トータル３０日分ほどのトレーニングマッチ。チームにもなっていない状態で、それを理解してくれて、試合を組んでくれた高校チームやクラブチーム。そのようなチームが協力してくれなかったら、いまのチームはないでしょう。２月。Ｕ－１５、受験メンバーがグランドに戻ってくる頃のトレーニング。彼らを含めたチームを一年前から考えていました。彼らが入ってくれて初めて、新しいチームが進み始めるという思い。だから、この頃のトレーニングはトレーニングと言えるような質ではなかったと思います。本来はもっと質を上げる時期だった現高２・高３にとって本当はモチベーションを見出し難い時期でした。３月。正式に選手が１４名となりました。この時期の、あるトレーニング終了時のミーティングでこんな話をしました。「本当は新芽が育っているんだ。　だけど、それはまだ雪の下。２メートルくらい積もっている。　雪が溶け出した時に、新芽があったことに気付くはず。　どこかのタイミングで、その新芽は花を咲かせるんだ」、と。ちなみに「その花は、どんな花だと思う？」と聞いてみたところ、高１のヒロＴは即決で「薔薇！」と言った。その薔薇は、この日初の公式戦で予想通り過度に緊張し、無念の途中交代。ベンチに戻ってくる時、溢れる涙を止めれなかった。「甘い。　新芽だと言ったろ？　花が咲くには、経験や自覚や覚悟や信念や努力や継続性が必要不可欠だ。　まだ、初心（ウブ）な新芽にしか過ぎない」と、わたしはココロの中で呟いた。でも、初心さは武器だ。実はこの初めての公式戦で感じた驚きのひとつはそこでした。失点を重ねての敗戦。どんなに交代のカードを切ったって、元々選択肢は少なくて、エネルギーは落ちていくはず、でした。でもグランドには、失望感はなかった。あきらめ感というか停滞ムードもなかった。ベンチもそう。ワンプレーワンプレーに、「いいぞ、ナイスプレー！」と応援し続けてくれた。コーチたちが「応援しろよ！」と求めたわけでは全くない。要求したわけでもない。自然発生的に、自身がグランドでプレーしているかのように。点差よりも、プレーそのものに注視しているかのように。点差云々ではなくて、限りなくプレーヤーもベンチにいたメンバーも、自発的だったということだ。負けているベンチの活気ではなかった。（ふざけているとか、負けてもいいじゃんみたいな空気では全くありません。　ココロから個々の選手を応援している姿勢でした）　初心さが武器になり得ることを、このとき改めてわたしは知った。この日、ケガで出場出来ないキャプテンも含め、１７名全員がグランドに集合。さらにクラブ申請が来週以降に完了するため出場出来ない中３のシューＴもグランドに来てくれた。「こういう理由（クラブ申請の件）で、出る可能性はないんだ」と伝えていたにもかかわらず。「アップだけでも参加したいんです。　応援するだけでも行きます」と、シューＴ。初心さは時に武器だ。Ｕ－１８、初めての公式戦。４５分ハーフ。結果は０－７。シビアな試合の緊張感や、局面のプレーの厳しさ・激しさの、それまでの一年との違いに途惑いもあったでしょう。チカラを発揮出来なかった選手にとっては、呆然とすることも多かったかもしれません。試合後のベンチ。涙する選手。呆然とする選手。表現は下手だけど、明らかに悔しいと思っている選手（何年も顔を合わせていれば、どんな心境でいるか分かります）。個々のチカラの差や、現時点でのチーム力の差は、明らかにありました。だから、０－７という結果は、スッキリしています。誤解のないように思ってもらいたいのですが、圧倒的に試合を進められていての０－１なんかよりは、はっきりと勘違いなく自覚出来る差だからです。これから、どうやって差を縮めて行くのかを探るにはクリアでいいじゃないか、ということです。解散前のミーティング。今回帯同してくれた、あるいは途中からでも試合を応援してくれたスタッフが、一言ずつ感想を話してくれました。わたしも最後に、こう伝えました。「まず、それぞれの気持ちがこの場に応援に来てくれた保護者やシューＴや、スタッフを呼んだんだ。　雰囲気が悪いと思うなら、来るはずがないから。　それは続けていかなければ行けない。　そうでなくてはクラブに未来はない。　　　今後大事なのは日々のトレーニング。　それが激しく全力で出来なければ、０－７の差はいつまで経っても埋まるはずがない。　それを今日、自覚した。そういうことだ。　コーチは、みんなが思う以上に負けず嫌いだ」。そう、公式戦、次は２７日。いくつかのデータは蓄積出来ました。それを活かすことが、次の試合へ繋がること。「経験」とはそのことを言う。４月１９日、土曜日。高ぶる土曜日として、印象深い日となりました。ご父母のみなさま、遠方そして遅い時間に、たくさんの応援をありがとうございました。

  2008年04月20日

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  揺さぶる土曜日。

  土曜日、朝。意識し過ぎてもしょうがないし、でも意識しているのだからしょうがない。ということで、動き回ることにしました。向かった場所はＫＺ公園。今年度の初の公式戦に臨む、ジュニアの試合観戦に訪れました。予報よりも早く陽射しが溢れたグランドを、のんびりと観戦。前半、予想した以上にボールが足についていない印象でした。あるいは、イメージと実際のプレーのギャップというか。きっと選手自身が感じていたはずです。後で情熱コーチとこの試合の話しをした時に納得しました。「このメンバーが集まったのが昨日。　それまでは、トレーニングそのものをすることが出来なかったメンバーが多かったんです」。結局、この後の予定の関係で、わたしは後半途中（０－０）まで観てグランドを後にしたのですが、１－１でＰＫでの敗戦だったそうです。この試合が基準となるはず。今後の成長を楽しみにしております。電車を乗り継ぎ、急ぎ足で向かったのは「小山公園グランド」。Ｕ－１８公式戦最終日（５月５日）に町田ゼルビアと対戦するグランドです。この日、１３時キックオフでゼルビアVS相模原が行なわれる予定だったので、グランドの下見と対戦相手の様子を観に行ったのです。もしかしたら、この日は浦安戦に全てを集中した方がいいのかもしれない。わたし自身のエネルギーを温存した方がいいのかもしれない。そんな思いもあったのですが、ココロは動きたがっている。エネルギー枯れてもいいから、今日やれることは今日やれ、と。小山公園を訪れるのは初。神奈川県にありました・・・。グランドに着くと試合は始まっていて、じっくりと後半途中まで観察しました。グランドの広さや質。そして、今後対戦する両チームのプレー。ＩＮＡＣがまず、浦安戦をやってみなければ、上手くイメージがかみ合わない。だけど、どちらとの対戦も苦労することは間違いない。だからこその、「楽しみ」なのです。さて、グランドを後にして足は舞浜へ。期待。不安。緊張。高揚。ココロ揺さぶる土曜日。

  2008年04月20日

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  雨の中を歩く。

  さて、木曜日のこと。試合会場の下見、あるいは「自燃」のための舞浜グランド訪問の後。ポツポツと降り始めた雨は、すぐに本降りとなりました。舞浜駅へと向かう途中の、目に映る景色。色を奏でる。雨を受け止める。雨に喜ぶ。雨が緑を、より深くする。樹も喜ぶ。「春緑」とでも呼びたくなるような。あるいは、「雨緑」とでも呼びたくなるような。雨の中を歩く。ココロが静かになる。雨の中を歩く。いつもの景色が、違った景色に観えたりする。雨の中を歩く。「春緑」の木曜日。

  2008年04月19日

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  自燃。

  木曜日、つまり昨日の午後。千葉県・舞浜へ足を運びました。目的はいくつかあったのですが、そのひとつ「試合会場の下見」。行く必要はなかったかもしれません。以前、何度もこのグランドをわたし自身は訪れているので。でも、例えばグランドの質などの環境面で変化があるかもしれないという思いもあって、訪れました。雨が降り出す前のグランドの様子。以前と変わりないグランドコンディション。土質も広さも変わりなし。ジッとグランドを見つめながら、明日の試合を想像しました。空想ではなく、想像です。ひたすら想像でしかないのですが、自身の気持ちを高めるには充分。そう、一番の目的は「自燃」です。自ら燃えるための。燃えることできっと、ものすごく試合を楽しめるはず。試合の目的は「勝つこと」。そのための「自燃」です。グランドを後にしてすぐ、雨が本格的に降り始めました。明日、グランドにはきっと水溜りが何箇所か出来ているだろうし、グランド自体ゆるくなっているでしょう。それもまた想像の絵を増やしてくれます☆あっ、ちなみにこの地を訪れた目的のひとつが「ＤズニーランＤ」でないことだけは、ここに記しておきます☆（笑）わたくし、そこまで自由人ではありません。くれぐれも誤解のないように、お願い致します☆

  2008年04月18日

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• 仕掛け泥棒☆

  さて、同じく水曜日の話。大田スクールはキッズの時間。わたしは、Ｈコーチ担当グループで毎回サポートというか暴れまくっている訳ですが（苦笑）、毎回発見があります。今回はＨコーチのトレーニングにやられました。開始前、すでにコーンとバーがグランドに置かれていたのですが、それはＨコーチの仕掛け。キッズ同様、わたしもキララーン☆、でした。「何が始まるのだろう？」。「何をするのだろう？」。そんな期待感抜群の仕掛けでした。内容は「オニゴッコ」と「ドリブルトレーニング」という定番でしたが、仕掛けひとつで興味倍増。キッズたちは、嬉しそうに動き回っていました。わたしにとっても、「あの仕掛け、こうやって利用できそうだ！」というイメージが膨らみました。真似て、そして自分のものにして行こうと思います。近日中に、「仕掛け泥棒☆」登場の予感です！☆

  2008年04月18日

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