秋桜って字のごとく秋の花だと思っていました。
信州で田舎暮らしをはじめるまでは・・・
いま、秋桜が庭に咲いています。
こちらでは秋桜は6月頃から咲き始めます。
標高が高い(標高770mくらい)せいかもしれません。
秋桜っていえば、さだまさしの「秋桜」
山口百恵が歌ったやつ。
秋桜って書いて、こすもすって読むことは、この歌があったから覚えたようなもの。
淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜りに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くり返す
独言みたいに小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが 浸みて来る
明日嫁ぐ私に 苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと 笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我侭な私に
唇かんでいます
明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくり返す母
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください
改めて詩を読んでみると嫁ぐ娘と送り出す母の情景が実によく描かれていると思います。
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし 元気でと
何度も何度もくり返す母
披露宴で誰かに歌われたら、たまらんだろうなぁ・・・
田舎暮らし応援倶楽部