実りの秋。
こちらでは、今ちょうど稲刈りの時期です。
田んぼに「はざ(物干のようなもの)」をつくって束ねた稲をかけてある風景を見かけます。
「はざかけ」してある田んぼって、ぐっと秋の風情を盛り上げてくれます。
でも今この「はざかけ」をする農家がだんだん少なくなってきています。
一般的にはコンバインで稲を刈り取り、そのまま機械に入れて乾燥させるようです。
農業も機械化し、コストを抑えないと経営が成り立たないのでしょう。
我々、消費者が安易に安いものを求め過ぎた結果なのでしょうか。
昔ながらに「はざかけ」をして自然にお日さまの下で乾燥させたお米はやっぱり機械で乾燥させたものより美味しいそうです。
何でもそうですが手間暇かけるって大事なことなんですね。
これからは、たとえ少々高くても本当にいいもの、それは「はざかけ米」や「有機米」のようにそれ自体が良いもの、あるいは環境に対してローインパクトのものに消費者が価値を見いだしていく時代が来ると私は思うのですが・・・