先週に入ってから急に暖かくなって春の陽気となりました。
こちらでも、もう日陰にちょこっとだけ雪が残っているくらいです。
もうすぐ春ですねぇ~♪ちょっと気取ってみませんかぁ~♪by キャンディーズ (^_^;)
私の家の近所の堤の周りには桜の木があります。
この桜の木々は毎年春に綺麗な花を咲かせてくれて、我々を楽しませてくれます。
が、樹齢80年を越える老木で、近年だいぶ弱ってきています。
このままにしておくと後数年で花をつけなくなってしまうそうです。
老いながら頑張っている桜の木にこれからも花を咲かせてもらいたい・・・
先日、地元の有志(勇士?笑)が集まって、桜の木の手入れをしました。
作業は主に、テングス病にかかった枝の切除・剪定と切り枝の焼却、幹や枝についた苔の除去、施肥です。
テングス病って知ってますか?
カビの一種のタフリナ菌に感染したときに発生する伝染病で、放っておくと桜の木が枯れる原因となるそうです。
桜の老木についた苔って何か風情があっていいなぁなんてお馬鹿な私は思っていたのですが、実は苔に栄養を取られて木が弱ってしまうそうです。
桜は日本の国花ですよね。私たち日本人は春になると桜、サクラとお花見で大騒ぎをする割には桜の木のことなんか何にも知らないし、何も考えてないんですね。
きっと日本各地の多くの桜も、こうやって桜守をしてくれる人たちがいるから毎年花を咲かせることができるのでしょう。
「俺は花を咲かす前の今の桜の姿が好きよ。こうやって、頑張ってる桜に手を入れてやって、春にまた皆で桜を見ながら一杯やりゃあ最高じゃねえか。」
一緒に作業をした庭屋のHさんの言葉が何だか胸に沁みました。
今年もこんな風に咲いとくれ・・・
田舎暮らし応援倶楽部