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自民党の萩生田光一前政調会長は15日、党派閥による政治資金問題をめぐる衆院政治倫理審査会について条件が整えば出席する意向を示した。
「明確な基準が公表され、対象になるのであれば出席を拒むものではない」と明言したというニュースを聞き、三国志で劉備が死に際に諸葛亮に発した言葉が乱命だとする説を思い出した。 乱命とは、命令を出されても、実行不可能に陥るばかりとなる出してはいけない命令と言える。 三国志原文:「君才十倍曹丕、必能安国、終定大事。若嗣子可輔、輔之。如其不才、君可自取」 訳文:「君の才能は曹丕の十倍はあり、きっと国家を安んじ、最後には、大事業を成し遂げることができよう。もし後継ぎが補佐するに足る人物ならば、これを補佐してやってほしい。もしも、才能がないならば、君が国を奪うがよい」 後継ぎが皇帝としての才の無い事は皆が承知している事実。とはいえ国を奪うのは実行不可能だ。 劉備の乱命の本意はこうだ。「君の才能は曹丕の十倍はあり、きっと国家を安んじ、最後には、大事業を成し遂げることができよう。もし後継ぎが補佐するに足る人物ならば、これを補佐してやってほしい。もしも、才能がないならば、君が国を奪って良いけれど、そんな事は出来ないだろう?」 諸葛亮は、劉禅を補佐せざるを得なくなった。これが乱命。 萩生田光一の発言に当てはめれば次のようになる。 原文:「明確な基準が公表され、対象になるのであれば出席を拒むものではない」 一見、条件が揃えば出席すると言っているようには見える。しかし、これは乱命に他ならない。 その本意:「明確な基準を公表してみろ、俺をその対象にしてみろ。出席させられるもんなら出席させてみろ。その前に自分の首を心配した方が良いぞ!」 萩生田光一は劉備と同様、乱命の使い方を理解している。萩生田光一は出席しない。 明確な基準さえ出てこない。出たとしても役立たずの基準だろう。残念!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月17日 19時15分02秒
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