東前頭17枚目・尊富士(たけるふじ、伊勢ケ浜)が、1914年5月場所の両国以来、110年ぶりの新入幕優勝を決めた。2敗目を喫した前日14日目の取組で右足首を負傷。車いすで花道を引き揚げ、救急車で病院に運ばれるほどだったが、千秋楽に強行出場。西前頭6枚目・豪ノ山(武隈)を押し倒しで破って13勝2敗。3敗で追っていた西前頭5枚目・大の里(二所ノ関)の逆転が不可能となった。初土俵から所要10場所の優勝も最速(2位は両国の11場所目、1958年の年6場所制以降初土俵の2位は貴花田と朝青龍の24場所目)で、新入幕の力士が13勝目を挙げるのは、1場所15日制が定着した昭和24年の夏場所以降、元横綱・北の富士など3人に並ぶ最多の記録と記録づくしの優勝となった。
三賞は、尊富士が殊勲賞、技能賞、敢闘賞をトリプル受賞。三賞をすべて受賞したのは平成12年九州場所の琴光喜以来、24年ぶりの記録となった。大の里が技能賞と敢闘賞をダブル受賞した。記録にも記憶にも残る優勝になった。スッゲ〜!!!
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最終更新日
2024年03月24日 20時20分09秒
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