5月6日に、
キヤッセ羽生で「第1回羽生バーガーフェス」を開催するんだって。
味と素材にこだわる「グルメバーガー」の大会で昨年に日本一となり、埼玉県羽生市に店を持つ渡辺貴広さん(55)が経営する会社と同市は地域活性化の連携協定を結び、来月6日に市内外の店が参加する「第1回羽生バーガーフェス」を同市三田ケ谷の農林公園「キヤッセ羽生」で開催する。河田晃明市長は「羽生をハンバーガーの街にしたい」、渡辺さんは「グルメバーガーの独立系店舗と自治体が協定を結ぶのは珍しい」と語り、ともに開催に意欲を見せている。
市内出身の渡辺さんは羽生実業高を卒業後、2002年に都内でバーガー店を開店。大手ファストフード店との差別化を図り、人気を集めてグルメバーガーの先駆者となった。
昨年6月には各地の有名店十数店を集めて横浜市で開かれた「ジャパン・バーガー・チャンピオンシップ2023」で優勝して国内代表となり、同11月に米国の大会にも出場した。
渡辺さんは数年前に母親の介護のために故郷へ戻り、昨年末には羽生市で新しい店「Big Bang Diner」を開いた。千円以上の価格帯でも行列ができる日があるという。
フェスは渡辺さんの会社が主催し、自身の店に加え、指導した大阪府と千葉県の2店、同市の2店などが出店する。午前10時~午後3時に開き、飲食費は有料で入場は無料。
渡辺さんは「羽生は野菜の生産者が多く、地産地消で地元をアピールし、故郷に貢献したい」と話す。3月末に市役所で結ばれた協定では、店が地場産品を積極的に使う項目、市内の新規創業者らを支援する項目などを盛り込んだ。