テーマ:地元再発見!(906)
カテゴリ:地元339
希少な機関車の展示と、四季折々の草花を楽しめる英国風ナチュラルガーデンを併設した「ガーデンパーク」が埼玉県鶴ケ島市鶴ケ丘に完成、9日にグランドオープンする。全国的に例を見ない官民連携事業で、鉄道ファンだけでなく、広く観光客を呼び込む狙いがある。
「Nゲージ」で知られる鉄道模型メーカーで、市内に製造工場を持つ「関水金属」と市が協力し、同社新工場の緑地部分と、既存の市営公園(総面積約7500平方メートル)を一体整備した。総整備費1億9500万円のうち、5000万円を市が負担した。 パーク内には1周620メートルの軽便鉄道の線路が敷かれ、イベント時に関水金属が所有する機関車を走らせる。三つの線路が入る機関庫も設営され、庫内に展示・保管した機関車や客車など10両程度の車両の姿を庫の窓越しに眺められる。外観やプラットフォームは、英国調をイメージして造られたという。 展示されるのは1948年にベルギーで製造され、台湾でサトウキビ運搬に使用された車両や、西武鉄道(所沢市)の山口線で活躍した車両など、鉄道マニアの関心を呼びそうなレトロな逸品が集まった。 一方のナチュラルガーデンは、線路の両脇を伝う形で整備された。整備を手がけた関水金属によると、地元武蔵野の草花の再現をモットーとし、除草剤を使わないことでたくさんの虫をよみがえらせ、虫を目当てに鳥たちも集まる豊かな環境づくりを志向していくという。 線路脇には遊歩道と、枕木で造られた小道があり、線路上も含めいつでも自由に散策できるという。 5月27日に行われた報道向けの内覧会で説明役を担った関水金属の加藤浩社長は「まちの人々や世界中の鉄道模型ファンから、誇りに思ってもらえるような場所にしていきたい」と展望を語った。 オープン当日は機関庫から車両を出して線路上に特別展示する。「どの列車が並ぶかは当日のお楽しみになる」(市担当者)という。 東武東上線鶴ケ島駅から徒歩約15分。駐車場はなく、市は公共交通機関と徒歩での来園を呼びかけている。9日に限り臨時駐輪場が設営される。問い合わせは市産業振興課=電049(271)1111、内線232=へ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月06日 19時15分02秒
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