万事適当

今朝、窓の外からトランシーバーで通話しているような音が聞こえた。柳沢慎吾がタバコの箱とセロファンを使ってするギャグのような音だった。
ベランダから見てみたら、隣家の庭に、雨でずぶ濡れになった白いスタンダードプードルと思しき犬が居て、その脇に紺色作業服の人、ちょっと離れてお巡りさんが見えた。

最近、防犯メールで「大型犬が徘徊している」との情報がしばしば届く。
きっとその類の捕物と思った。後から2〜4人のお巡りさんがやって来て、金属製の檻を運んできた。1人は警察犬を訓練する時に、訓練士が腕に巻く噛みつかれても大丈夫な手袋みたいなものを腕につけていた。見ていたら、犬は大人しくて、労せず檻に入ってくれて、ものの5分程度で捕物は終わった。

大型犬が徘徊している所に、お巡りさんが音もなく現れ、サッと捕獲して、何事もなかったように去っていく・・・今朝起こったことを要約すれば、こうなるのだけれど、警察の対応って、これで良かったのかな？と後で思った。

「大型犬が徘徊している」のメールには、必ず「安全のため、自宅の戸締りをするとともに、発見した際は羽生警察署へ通報し、刺激することなく、近寄らないでください」と書いてある。ならば、捕物を始める前に、近隣の住人に「これから犬を捕獲します。安全のため、自宅の戸締りをするとともに、刺激することなく、近寄らないでください」と通達してから始めるべきだったんじゃね？

捕獲の対象が犬だった事、何の問題もなく捕獲は成功した事から結果オーライで済ましていいの？
捕獲の対象が、犬ではなく、刃物や拳銃や爆発物を持った凶悪犯だったらどうしたのだろうか？
やり方に問題があったんじゃないのかと疑問に思ってしまう。どうも警察ってものは信用ならん。
後者のような出来事が起こらないことを願うのみかな？