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ドジャースは29日、ロッキーズとの最終戦を勝って、98勝64敗の成績でレギュラーシーズンを終了した。ドジャースは、ナショナル・リーグの第1シードシードを獲得した。
大谷選手は今シーズン159試合に出場し、打率3割1分、ホームラン54本、130打点、59盗塁で、ホームランと打点の二冠はほぼ確実にした。三冠王と55ー55は逃したが、それでも今シーズンは記録ずくめの大活躍だった。ポストシーズンも好調を維持して活躍して欲しい。 連日のように大谷選手の記録がニュースで流れていた。下に今シーズンの成績をまとめておこう。 ※順位は現地29日終了時点。 ・出場 159試合(キャリアハイ、チーム最多) ・打率 3割1分(リーグ2位、キャリアハイ) ・ホームラン 54本(リーグ1位、キャリアハイ、ドジャース球団新記録) ・打点 130(リーグ1位、キャリアハイ) ※松井秀喜さんの持つシーズン116打点の日本選手最多記録を更新。 ・盗塁 59(リーグ2位、キャリアハイ) ※36回連続成功でシーズン終了し、成功率93.6%。 ※イチローさんの持つシーズン56盗塁の日本選手最多記録を更新。 ・得点 134(リーグ1位、キャリアハイ) ※イチローさんの持つシーズン127得点の日本選手最多記録を更新。 ・安打 197(リーグ2位、キャリアハイ) ・OPS(出塁率+長打率) 1.036(リーグ1位) ナショナルリーグは30日にメッツとブレーブスのダブルヘッダーを残しているため記録がまだ確定してないが、大谷選手がこのままホームラン王を獲得すれば2年連続で、両リーグでの受賞はマーク・マグワイアさん以来、大リーグ史上4人目となる。 マグワイアさんは1987年にアスレティックス、1998年にカーディナルスで当時の大リーグ記録のシーズン70本のホームランを打って両リーグでタイトルを獲得した。 今シーズン、大谷選手が1打席あたりにホームランを打つ確率は7.4%で、44本を打ってホームラン王を獲得したエンジェルス時代の昨シーズンと同じ数字ですが、バッターに専念したことしは疲労がより少なく、シーズン終盤までトップレベルのパフォーマンスを維持し続けた。 打席数で見ても、昨シーズンよりも132打席も多く立ったことで記録を大きく伸ばす結果となった。 また、打点王のタイトルを獲得すれば日本選手では初めてとなる。 大谷選手は主に2番で出場していた6月中旬までは70試合で46打点でしたが、ベッツ選手のけがで1番を務めるようになってからは89試合で84打点と一気にペースを上げた。 チームのホームラン数がリーグ1位、得点数もリーグ2位というドジャースの強力打線の中で大谷選手により多くの打席が回ったことが打点の増加にもつながった。 シーズン116打点をマークしたヤンキース時代の松井さんは主に4番や5番を務めましたが、大リーグでは近年、大谷選手のように長打力があって出塁率の高いバッターを1番に起用するケースが増えていて、今シーズンはフィリーズのシュワーバー選手がほぼ全試合で1番を務めてホームラン38本、104打点、昨シーズンはドジャースのベッツ選手がホームラン39本を打ち、107打点をあげている。 さらに、今シーズンの大谷選手は歴史に残る記録も数多く達成した。 ・通算ホームラン 225本(日本選手・アジア出身選手最多) 4月21日、本拠地でのメッツ戦で打った今シーズン5号が大リーグ通算176本目のホームランとなり、松井さんが持つ日本選手の最多記録を更新した。 その後、シーズン終盤には韓国出身のチュ・シンスさんが持っていたアジア出身選手の最多記録、218本も更新した。 ・ホームラン40本、40盗塁の「40-40」(大リーグ史上6人目) 8月28日、本拠地でのレイズ戦でホームラン1本、盗塁1つを記録して到達した。 最後は自身初のサヨナラ満塁ホームランで達成するという劇的な展開だった。 ・ホームラン50本、50盗塁の「50-50」(大リーグ史上初) 9月19日、マイアミで行われたマーリンズ戦で6打数6安打10打点、ホームラン3本、2盗塁という驚異的な活躍で達成した。 「40-40」の達成からわずか3週間ほど、右ひじの手術を受けてからちょうど1年となる日に、WBCで優勝を果たした思い出の球場で新たな歴史を刻んだ。 ・打率3割、ホームラン30本、30盗塁のトリプルスリー(日本選手初) シーズン最終戦で打率3割以上を確定させ、大リーグの日本選手では初めてトリプルスリーを達成した。 ホームラン30本、30盗塁には8月3日に到達しましたが、打率は今月18日の時点では2割8分7厘まで落ち込んでいた。 しかし、「50-50」を達成した19日以降は最終戦までの10試合で43打数27安打の打率6割2分8厘と驚異のペースで最終的には自己最高の打率3割1分まで上げた。 物凄い記録と言えよう。特に今シーズンは後を打つ打者が強力なので、投手が勝負してくれたこと、二刀流ではなくDHに専念できたことが大きいと思う。 この記録は、来シーズンは二刀流に戻るだろうし、1年1年歳を取っていく。 もはや本人さえも記録を書き換えるのは難しいだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月30日 18時50分08秒
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