みずがめ座η流星群と半影月食
5月6日の未明から明け方にかけて、地球の影のうち半影と呼ばれる薄い部分に月が隠される半影月食が起こり、全国で見られる。食の始まりは0時14分ごろ、食の最大は2時23分ごろ、終わりは4時32分ごろで、どれも全国共通である。食の後半は空が明るくなり月が低くなるので見づらい。半影月食では眼視で月の明るさの変化をとらえるのは難しいが、今回は食の最大のころ月が地球の本影にかなり近づくため、月の上部(うさぎ模様の腰のあたり)が暗くなっている様子がわかるかもしれない。なお、今年は10月29日の明け方にも部分月食が見られる。5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群の活動が極大となる。極大時刻は24時ごろ(7日0時ごろ)と予測されているので、7日の未明から明け方が見ごろとなる。ちょうど満月(6日の明け方に半影月食)のタイミングのため月明かりの影響が大きい。見晴らしが良いところでも1時間あたり5個程度だろう。月から離れた方向を中心に空を見上げ、明るい流れ星が飛ぶことに期待しよう。みずがめ座η流星群は毎年ゴールデンウィークの終わりごろに活動する流星群で、速度が速いのが特徴だ。母天体は10月のオリオン座流星群と同じくハレー彗星。