地元産の野菜・果物でアイス
熊谷青果市場(熊谷市佐谷田)が市内のアイスクリーム工場と連携して、地元や県産などの野菜と果物を使ったアイスキャンディーを開発し、同市場内で販売を始めたそうだ。キュウリやスイカなど旬の食材にこだわったという。「ふるべるアイスキャンディ」と名付けた商品は、同市場が初めて取り組む農商工連携の商品。6次産業を模索する中、若手社員らの発案で開発に乗り出した。商品名はスペイン語の果物「フルータ」と野菜の「ベルドゥーラ」に由来している。英語のフルーツ&ベジタブルの最初と真ん中と最後の文字を取り、丸ごと使ったということで産地・農家に還元したいとの思いも込めたという。アイスキャンディーはミルクとシロップのベースで、季節に合わせて現在25種類を開発。ブルーベリーや枝豆、スイカ、メロン、桃、温室みかん、にんじん、ミニトマトなど季節によって販売商品を変える。果物や野菜のシャリシャリとした食感が売りだ。「きゅうり」の商品の中には星とハート形にスライスしたキュウリが入っている。農家に星やハート形のキュウリの生産を依頼した。アイスキャンディーの棒には「熊谷青果市場 作」との焼き印を押した。合成着色料や香料は使っていない。栗などこれからの季節に向けての食材も控えているという。同市場の飛田修社長は「全国から野菜や果物が調達できるという青果市場ならではの食材へのこだわりを込めた商品を作っていく」と話している。1本200~400円(税別)。同市場内に常設店舗があり営業時間は午前8~午後6時。定休日は日曜祝日と水曜(不定期)。とても面白い試みだと思うけれど、「きゅうり」なんか美味いのかな?