映画というものは、敢えて極端に言えば ”どんな映画でも” それぞれ感動はあるものです。
それはおそらく製作者誰しもが、それを目指していると思うからです。
数日前にとても心地の良い感動作品を観た。
ちょっと前にテレビ放映されたものを録画して置いて観たものです。
『インビクタス/負けざる者たち(invictus)』2009年製作のアメリカ映画です。日本では翌年に公開されている。
監督はクリント・イーストウッド 主演はモーガン・フリーマン マット・デイモン
内容は多くは書きませんが、アパルトヘイトが未だ色濃い南アフリカで、ネルソン・マンデラさんが釈放され大統領になって、国を一つに立ち直させる一つの切っ掛けを、弱小ラグビーチームを強くさせ1995年の自国開催のワールドカップの優勝に導くという感動物語(もちろん実話)です。
もちろんモーガン・フリーマンがネルソン・マンデラを演じるのですが、これがまた渋くて素晴らしいし、マット・デイモン扮する弱小ラグビーチームのキャプテンもいい。
タイトルの『インビクタス(invictus)』というのは、ラテン語で「征服されない」とか「屈服しない」という意味だそうです。
この言葉はマンデラさんが書く詩のタイトルで、映画の中では効果的に使われていた。
エンディングに使われていた音楽が、メロディは『ホルストの惑星』に歌詞(詩)を付けて歌われていて、ホロッとされてしまった。
さすがクリント・イーストウッド、いい映画を作ります。
モーガン・フリーマンとのコンビも最高です。
因みに、イーストウッド監督はモーガン・フリーマンには演技の注文はまったくしないのだそうで、「好きなように演じてくれたらいい」とだけ言うそうです。