カテゴリ:絵画関連
グスタフ・クリムトの風景画が日本人に落札されたというニュースは記憶に新しいですが、今度はクリムト晩年の人物画『扇を持つ婦人』が、ロンドンのサザビーズのオークションで135億9000万円で落札されたというニュースが有った。 いくら人気のある画家の作品だからと言って、もう信じられない値段が付くものだと感心している。 この作品は1918年2月、クリムトが急逝した当時、画家のアトリエにあるイーゼルに置かれたままだった作品(その現場写真も残っている)ですから当然まだまだ未完成と思えるが、彼の遺作と言ってもいいくらいの人物画です。 この絵の背景には、鳳凰や蓮の花などの東洋文化あるいは日本文化を意識したエキゾチックなモチーフで彩られている。 一般の人たちには凡そ関係のない話ですからどうでも良いのですが、簡単に「136億円で落札されました!」なんて言われても、なんだか金銭感覚が麻痺してぐずぐずになってしまいます。 グスタフ・クリムトはとっても好きな画家ですが、いくら何でも未完成作品にこの落札額は、驚いたというよりはバカげているという気すら致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.12 03:37:50
コメント(0) | コメントを書く
[絵画関連] カテゴリの最新記事
|
|