カテゴリ:絵画関連
<<ヨーゼフ・カール・シュティーラー>> という絵描きさんをご存じだろうか?
おそらくほとんどの人は名前も聞いたことの無い、まったく知らない絵描きさんだと思います。 でも、この画家の描いたある作品はほとんどの人が知っているとも思うのです。 その絵画作品はこれ、皆様ご存じの楽聖『ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン』その人。 この絵は小学校や中学校の音楽室に必ずと言っていいほど、額に入れられて飾られていて印象に残っていたはずです。 この絵を描いたのが『ヨーゼフ・カール・シュティーラー(1781~1858)』ドイツのマインツ生まれで、ウィーンやパリで絵を学び、1820年からバイエルン王国の宮廷画家を務めた肖像画家。 このベートーヴェンの肖像画は1819年ころから20年にかけての頃に描かれたもの。ベートーヴェンが50歳を迎えた時期の作品とされています。 ただこの肖像画は、ベートーヴェン本人の姿を忠実に表しているとはとても言い難いものだったとも言われているのです。 彼の友人や知人が残した手紙や日記によると、このようなことが書かれている。 <<ベートーヴェンは背が低く、頭が大きく、髪は真っ黒で硬く密生、顔は血色良くあばただらけ、手は力強く指は短く太め、肌の色は黒く、前歯が出て鼻が低い、額は丸く砲丸のよう>> とこのように、ベートーヴェン研究で著名な研究家が伝記に記しており、あまり良いところなく評価されているのです。 という事は ”この肖像画とはかなりかけ離れていた” という事なんだろう。 その『ヨーゼフ・カール・シュティーラー』描くところのベートーヴェンの肖像画の髪型に、わたしの髪型が似ていると、むかしにはよく言われたものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.04 00:10:12
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