門外漢のねごとたわごとひとりごと

「生成AI（人工知能）がスパコン（スーパーコンピュータ）を使いこなすようになっている」というような記事がありました。

わたしは近年、新聞記事をあまり精読してこなかったけれど、この記事は精読した数少ないものでした。

その内容が驚くべきことにように私には感じられたのです。それは・・・
＜＜人間の科学技術の粋を集めて生まれた『生成AI（人工知能）』。その生成AIが、人間にしかできないと思われてきた科学研究や実験をスパコンを駆使して自ら行うようになってきている。ノーベル賞レベルの大発見をAIが毎日のように生み出し、「そのうち人間が理解できないような真理を見つけるのではないか」との予想も出ている＞＞　といった内容だった。

この内容はむかしと言ってもさほどむかしでもない近い過去には、夢物語としてSF（サイエンス・フィクション）の世界では語られてきたことはよく知っている。その時点では　”夢物語”　というよりも単なる　”ありえない妄想”　でしかないといった認識だったと思っている。

しかしそれは今や夢物語やありえない妄想なんかではなく、現実のものになろうとしている。

果たしてこれは喜ぶべきことなのか？　近未来を危惧するべきなのか？　なんだかこの世界の進化の速さに戸惑うばかりです。いくつかのワードを入力するだけで、文章を書いてくれたりそれが論文になったり、また小説を書いてくれたりということもあるらしい。
一方問題となっているのがフェイク画像の配信で間違った情報が全世界を駆け巡るといったことも珍しいことではなく、投資詐欺事件などの犯罪に悪用されたりもする。こんなこともAIが関わっているのかもしれません。

そんなに言わば恐ろしい世界に我々は生活しているのだと嘆くばかりです。