カテゴリ:言葉(言語)・文字関連
比較的によく使う言葉ですが、意味が明確に分かっているわけではない「のうてんき」。
文字で表現すると『能天気』『脳天気』『脳転気』『ノウテンキ』『ノー天気』『no天気』などというように表されていて、これに決まっているというものはないようだ。 広辞苑で調べてみると、<<のうてんき【能天気・脳天気・能転気】軽薄で向こう見ずなさま。生意気なさま。物事を深く考えないさま>> と出ている。 したがって、お天気のことを言っているわけではまったくないから、これらの字体からノウテンキの意味が出てくることは無い。 「意に介さない」という意味での【恬然(てんぜん)】という言葉がある。また「あっさりしている」という意味の【恬淡(てんたん)】という言葉もある。 この【恬(てん)】の一文字は、”気にかけないで平然としている” という意味です。 これらからノウテンキのテンキはこの『恬気』からきているようです。 また【濃(のう)】という字の意味は、”物事の程度が濃い、深い、強い” などの意味があり、この言葉などが合体して【濃恬気(のうてんき)】が導き出されて、この意味は ”何に対しても何があっても「全然気にしない、平気である」” とあり、これがこの言葉の語源のようでした。 どうやらこれが本当の「ノウテンキ」ではないのかということが分かってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.09 00:10:12
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