道でであった犬でさえ英語でないと通じないのには閉口しちまいます。くしゃみも英語でおならも英語。
オーストラリアちゅうところでは、猫も杓子も英語を話します。オージーなまりの。当たり前といえば当たり前ですが。
夢の中の登場人物が英語を話すようになったら、一人前です。
犬が鳴くのもワンワンでなくて、バウバウですし、豚はオインクオインクって鳴くてか?
冗談じゃねえ、試してみるか?てぇんで、
お隣のサイモンの飼っているシェパードの雑種のザックていう犬に「お座り!」と日本語でやってみましたが、身振り手振り教えても、やはりだめでした。こいつはアーホゥ。
ところが、であります。
懇意にしている知人に日本からやってきたご婦人がいます。
お見かけするところ、とても若作りで、なさることもずいぶんと今風に垢抜けていらっしゃいます。でも、うわさでは御歳82歳とか。その方のお宅にお伺いしたときに、一匹の犬がひょいとあらわれる。
「そうなのよ、私がクロちゃんって名付けたのよ。」
ご婦人のお隣さんちのワンちゃんであります。別の英語の名前があるに違いありません。
「しょっちゅうやってくるもんで、『お座り』から『お手』それに『おあずけ!』ってみんな日本語で覚えたのよ、この子、チキンの骨なんかえさに!」
とうとう、クロちゃんは今はやりの、バイリンガルのお犬様になっちゃったんだそうです。
そういえば、その子「ワン、ワン」ってほえる声も、なんだか日本語に聞こえるってか?
「都合いいよ、うちの番犬もかねてくれるから」って。
ちなみに、その尊敬するご婦人、英語はまーるでぽちぽち。
できるんですねえやってみれば、
犬のバイリンガル。
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