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テーマ:ニュース(100216)
カテゴリ:社会や地域のことなど
「オリエンタルランド、右翼関連2社に出資」
読売新聞によると、 東京ディズニーランド(TDL)、東京ディズニーシー(TDS)からなる人気テーマパーク、東京ディズニーリゾート(TDR)の運営会社、オリエンタルランド(OLC)が、千葉県内でのゴルフ場・宅地開発計画をめぐり、清掃業務を通じて元暴力団幹部の右翼団体幹部に結果的に資金提供していた事実が明らかになったのと同じ右翼幹部が関連する企業2社に、計3000万円余りを出資していたことが、17日わかった。 OLCの元会長(故人)は、このうち1社の役員にもなっており、OLCと右翼幹部との不透明な関係が、さらに深いものだったことが明らかになった。 OLCの加賀見俊夫社長は17日、千葉県庁内で会見し、これらの事実を認め、自身を役員報酬1か月の全額返上、残る常勤の全役員20人を同5~10%返上の処分にすると発表した。 OLCが出資していたのは、指定暴力団松葉会の元最高顧問で、右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」名誉議長の志賀三郎氏(79)が発起人となって設立された建設会社「京三建設工業」(本社・東京)と、志賀氏の長男や実兄が役員や監査役になっていたゴルフ場開発会社「酒々井(しすい)開発」。 OLCの説明によると、京三建設工業には、昭和51(1976)年に100万円を出資、83年にも35万円を追加出資していた。また、酒々井開発には、平成8(1996)年5月に3000万円を出資していた。 志賀氏が代表取締役となって設立した別のゴルフ場開発会社「千葉開発」(同)が、昭和63(1988)年、千葉県酒々井町と富里市にまたがる約80万平方メートルの土地でゴルフ場開発を計画していた酒々井開発(当時は酒々井カントリークラブ)を買収。志賀氏の長男や実兄が同社の役員などに就任するとともに、京三建設工業が用地買収、千葉開発が事業の資金面を担当し、ゴルフ場開発を進めた。 また、OLCの高橋政知元会長(故人)は、平成5(1993)年3月から平成8(1996)年4月まで、酒々井開発の役員に就任していた。高橋元会長の役員就任について、酒々井開発の元社長は「会社の信用を高め、ゴルフ会員権が売れるようにするため」としている。 しかし、用地買収が難航したことなどから、3社は、平成7(1995)年4月にゴルフ場開発を断念し、同じ土地で宅地開発を開始。これを受け、酒々井開発が、平成8(1996)年5月に増資し、OLCが増資の一部を引き受けたという。高橋元会長は、その直前の同年4月に役員を辞任した。 同社への出資についてOLCは、「高橋元会長の強い推薦があった」としたうえで、加賀見社長が決裁したとしている。 ところが、宅地開発も結局は進展せず、酒々井開発が、平成12(2000)年9月、株主総会で解散を決議したのを受け、OLCは持ち株を京三建設工業に購入価格の10分の1の300万円で売却した。京三建設工業の株式は、現在も保有している。 OLCは会見で、「当社が京三建設工業に出資していたことは知らなかった。酒々井開発が、志賀氏と関係していたことも知らなかった」としている。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 単に出資といっても、一般の投資家が、上場株式を買ったりするのとは違い、こういう出資は完全な縁故出資で、知らずに買いましたなどというのとは違う。しかも、役員にまでなっているので、知らないとは言えない。 同社への出資についてOLCは、「高橋元会長の強い推薦があった」としたうえで、加賀見社長が決裁したとしている。現在も会社のトップである加賀見社長が関係しているので、過去の経営陣の問題とも言えない。 世の中には、いろいろある。夢を売るテーマパークだって闇の部分はあるだろうし、尋常に対応していては埒があかないようなクレームもあるかもしれない。そこで、そういう勢力との関係を利用しようということなのかもしれない。 だけど、この問題は、一ヵ月前に発覚したのだし、また隠してたのか・・という印象を与えてしまう。もう少し早く発表できなかったのか・・・ あの、金正男氏拘束のときにも話題になったように、このテーマパークは、日本だけでなく、近隣諸国でも人気が高い。また、ディズニーは世界的に人気があるブランドなので、先月の報道の時も、本国のアメリカなどでも、関心を持っている人は少なくないようだった。 せっかく、忘れかけてたのにな・・・ 子供には、聞かせたくない話、でも、大人の利用者で、まだ知らない人には、聞かせておきたい話・・・ とにかく、高い金払って(リピーターの人は、「安いっ」て言う人も多いけど) 家族で、恋人で、子供も大人も夢を見に行く場所なんだから、うまく運営してほしいと思う。 関連日記 「東京ディズニーリゾート右翼報道は氷山の一角」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 楽天ブックス楽天フリマ 東京ディズニーリゾート暗黒の軌跡 著者: 田中幾太郎 出版社:リベラルタイム出版社 ISBN:4902805014 発行年月: 2005年 05月 本体価格:1,200円 (税込:1,260円) 【目次】 漁民を追いやった海の汚染話/ 専務逮捕で揺れた浦安町/ 落ちていく者、残る者/ 埋め立て開始の裏で消えていった男/ 県会、国会で追及された埋め立て事業/ 二十三万坪を「公共的住宅用地」とすること/ 「二十三万坪」取り戻しで行われた政界工作/ 友納が仕組んだ謀略/ 坪井を悪者に仕立てた新知事・川上/ 三井不動産を締め付けた川上知事/ 川上知事に襲いかかった念書事件/ 念書に加えられた末尾の三行/ 土地売却を仲介した県政財界のフィクサー/ 沼田武が加担したホテル用地転売/ 内部告発が暴いた五億円裏金疑惑/ 企業エゴに潰された市の墓地公園計画/ アイズナーの要求に屈した千葉県知事/ 会長の逆鱗に触れ急逝した新社長/ 新たな用地提供を求め市と県にごり押し/ 高橋政知が懇意にした大物右翼の素性 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月21日 03時51分53秒
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